つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

整理棚からひとつかみ。 ジャズ編 その85

【Series Sideman of John Coltrane

 

MAL-2 / Mal Waldron Sextets With John Coltrane

 

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VICJ-2121
Prestige7111

 

1.From This Moment On
2.J.M.'s Dream Doll
3.The Way You Look Tonight
4.One By One
5.Don't Explain
6.Potpourri
7.Blue Calypso
8.Falling In Love With Love *(CDのみのボーナストラック)


personel

1.3.4

Mal Waldron(p)
Idrees Sulieman(tp)
Sahib Shihab(as,bs)
Julian Euell(b)
EdThigpen(ds)

Rec:May 17,1957


2.5-8
Mal Waldron(p)
Bill Hardman(tp)
Jackie McLean(as)
John Coltrane(ts)
Julian Euell(b)
Art Taylor(ds)

rec:april 19,1957

 


マル・ウォルドロンは日本でも人気のあったジャズプレイヤーで、生前はよく来日していました。
人気は本場よりも日本のほうか高く、日本のレーベルでアルバムを出したこともあります。


そのピアノはとても繊細で、クラシック曲を弾いているアルバムもあります。いっぽう、多くの聴衆を引き付けるジャズを演奏します。

アルバムタイトルは「マル-2」とありますが、これは当初シリーズで出された企画盤のため、このような呼称がついています。
このシリーズは全部で4つあり、そのどれもが評価の高いアルバムになっています。

この作品はハード・バップを中心とした選曲となっており、当時の「求められている」音楽をそのまま聴くことが出来ます。
実力があるからこそ人気がある。現代は少々異なる部分もありますが、当時はまだそこまで自由ではない環境のなか、ジャズという表現方法を持っていたミュージシャンは、その腕を競い合い、1秒ごとにその腕を上げていきます。