つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。

整理棚からひとつかみ。 ジャズ編 その90

Dinah Jams / featuring Dinah Washington

 

 

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EJD-3008


1.Lover Come Back To Me
2.Alone Together~Summertime~Come Rain Or Come Shine
3.No More
4.I've Got You Under My Skin
5.There Is No Greater Love
6.You Go To My Head


parsonel

Dinah Washington(vo)
Clifford Brown(tp)
Maynard Ferguson(tp)
Clark Terry(tp)
Max Roach(ds)
Keeter Betts(b)
George Morrow(b)
Richie Powell(p)
Junior Mance(p)
Harold Land(ts)
Herb Geller(as)

Recorded in L.A. August 14,1954

 

 


ライナーをのぞいてみると「ダイナ・ワシントン・ウィズ・クリフォード・ブラウン」という文字が見えます。
このような表記をしている理由として、クリフォードとヴォーカリストとのタッグ作品が人気を博したからで、代表的なものとしては「ヘレン・メリル」との共作があります。
ふたたびライナーに目を通すと、長時間ぶっ通しのセッションだったようで、この時の模様はこの作品と別に1枚タイトルを世に出しているとのこと(ジャム・セッション/クリフォード・ブラウン・オールスターズ)。
この時代の女性ヴォーカルは、どこかブルースくささを醸し出しており、現代のような綺麗な声えではありません。
しかし「そこが良い」のです。日本でいうところの演歌歌手のような、こぶしが効いた声とでも言えばいいでしょうか。。
そんな中にもキーの高い声があり、エンターテイメントを感じさせることもしばしばです。
2曲目は7分という時間のなかで合計3曲の変遷を歌い遂げています。この妙技もまた、ジャズの魅力のひとつでもあります。