東川町へ。~キトウシ森のようちえんでボランティアと採用説明会と~
朝。
窓から伝わる空気はひんやりと冷たかったのですが、ベッドは暑く、汗をかいた状態で起床。
カーテンを開けて見ると、とても綺麗な朝日が見えました。
その後、少し時間を使って瞑想。外出先で瞑想するのは久々です。
その後珈琲を飲み、シャワーを浴び、髭剃りをして準備を整え、向かう先は東川町。
場所は「キトウシ森林公園」です。
ここにはNPO法人大雪山自然学校という組織が事務所を構えており、ぼくが普段札幌及び近郊でボランティア活動をしている札幌まるやま自然学校の兄弟組織です。
以前はNPO法人ねおすの拠点のひとつとして活動していましたが、発展的解散に伴い、独立しました。
こちらの代表である荒井さんは、実はぼくが自然体験活動を行う際の入り口になってくれた人。勝手にですが、この分野での師匠とも言える人です。
かんたんな経緯を話しますと、それまでコールセンター中心の仕事をしていたのですが、心身のバランスを崩し、仕事を辞めます。それから円山地域に引越して、再就職のために申し込んだのが、藻岩山の観光ガイド等を養成する札幌市も協力している講座でした。講習場所は藻岩山中腹にある建物内で行われました。その時、ぼくは小学生以来久しぶりに藻岩山に行き、そして、本当の意味での自然に触れることになります。
その後、OJTでボランティア活動に参加していくうちに、講座外でもボランティアに参加。そこから分野が広がり、木育マイスターの育成研修を受講します。講座を行った場所は、今回向かいました東川町キトウシ。ここをフィールドとして、木のこと、そして改めて自然のことを学んだのです。
以来、自然体験活動に可能な限り身を投じ、自然に触れることの大切さを感じ続けています。
この日、キトウシに向かった理由は、採用説明会があったからでした。
それは「キトウシ森のようちえん」。
このキトウシ森林公園をフィールドとした、来年からの事業です。
この職員募集が出ていましたので、採用説明会に申し込みました。
午前中は、「森のようちえん」活動としてボランティア。
それからお昼ご飯を食べ、採用説明会に入ります。
森のようちえんの参加者は10名程度。親御さんは別カウントしています。
年少さんから小学生(スタッフのお子さん)まで、年代も幅広いです。
フィールドが変われば、遊びも変わります。
ということは、子どもの動きも変わります。
この日の朝の旭川は、吐く息が白かったです。
旭岳も、真っ白だそうです。
そんな天気でも、清々しい晴れ間が射し、適度な暖かさのなかでの活動と、ならなかった(笑)
お昼間際に、雨が降り始めたのです。
そこそこ、雨量強め。
仕方なく広葉樹の下に避難。多少勢いが弱まってから建物内に入りました。
天気の急変でも子どもたちは至って元気。
採用説明会中にも、部屋に入ってくる子たちが続出(笑)
「ねぇ、まだー?」という声が聞こえる程でした。
これ、勉強になります。遊びにもってこい。
結局、この日は朝から夕方まで東川町に滞在。
子どもたちとの遊びで、結構体力を消耗していました。
仕方なく帰路に着く前に道の駅で買い物をし、近くにある「蝦夷」というラーメン屋で早めの夕食。ゆっくり帰ることにしました。
帰りも一般道を使って帰宅。途中大雨が降りました。
結局は行きと同様、国道275号線に合流し、国道337号線へ抜けて帰宅したのですが、途中、とめどなく涙が溢れた局面がありました。そのため、運転を中断せざるを得ず、道の駅やコンビニ等で小休止することに。
理由は、荒井さんの話を聞いたからではないかと思っています。
正直、自然体験活動はアウトドアのアクティビティとは違うため、収入を確保するのは難しい分野とされています。観光地でのアウトドアガイドとは異なる面を持っています。そのため、収入よりも参加者個々の体験のほうに重きを置いている、もしくは置かざるを得ない状況が業界全体に続いていると思います。
しかし、NPOとは言いましても、収入は必要ですし、雇用も生みたいのです。
非営利とはもうからないというイメージがつくことがありますが、そこで働く人が金銭や保障などで安心して従事することができるようにするためにも、少なくない収入は必要になってきます。
ぼく自身も、自然体験活動を個人の仕事の柱としていきたい気持ちがある中、中々収入が固定しないのが悩みでした。まぁ、そこまでの段階ではないのですが。
そんな背景を背負いながら、東川に入りました。
当日はというと、荒井さんとはそんなにがっつり話をしていません。
挨拶や近況などを話すくらいはしました。しかし、マンツーマンで話し込んだということはしていません。
じゃあどこで?と言いますと、採用説明会での荒井さんの話にありました。
採用説明会をすることになった背景や原状、展望など、うまい話は一切なしの、リアルな話がありました。
しかしそれだけではなかったのです。
夢の話し、がありました。
荒井さん、実はアイデアマンで、ああしたら面白いよね、こうしたらどうなるだろうねと、常日頃から話す人で、以前はこういった話には慣れていた「はず」だったのです。
しかしこの日はまったく違いました。
荒井さんの話を聞いているうちに、目頭が熱くなりました。
その瞬間、解りました。自分がどんなことをしたいのかということを。
その答えを、東川で、この人の口から聴け。
そういった「お達し」だったのかもしれません。
夢は、あります。
たくさんとは言えないけれど、でも数多く。
そんなの無理だよ、と軽くあしらわれそうなものまで。
そのすべてが自然に関することではないけれど。
夢の原動力は、この人から教えてもらったんだということを思い出しました。
夢を、続けよう。
夢は、いつはじめてもいいと思います。
そして、いつでも終わらせることができてしまいます。
長い期間、夢を持ち続けているなら。
それは、実現するために魂を込めるべきなんだと思っています。
10月からは働きに出ていますが、無事最初の一週間が終わりました。
まだまだ緊張感は拭えず、余所者感満載となっています。
これも、じぶんでどうにかしていかなくてはなりません。
どうして働きに出ることにしたのか。
そうする以上、どうしていくのか。
それを常に意識して、かんたんにはめげない自分を、創りあげていこうと思います。
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