朝 外に出るととても朝日が眩しく感じた
その光は どうも夏の頃の光とは違うように感じた
どうしてなのだろうと思いながら
白い息を吐きつつ 会社への道のりを急いでいる
その光は 意外にも存在感を増し ささやかながらもいちにちのはじまりを応援してくれているようだ
バスの窓に差し込む眩い光
JRの窓に差し込むあたたかい光
すべてに差し込む希望の光
ああ 光とはこういうものなのかと 毎朝想い そして忘れる
そうしてきょうも 仕事に打ち込む
時おり 冷たい風が吹くと
どこからともなく 枯葉たちが行進をはじめる
整然としているようで 雑然としていて
とてもコミカルに見えて とても可愛く見える
その光景を見て なんだかとても嬉しく感じた
その光は わたしのなかにあるだろうか
あのあたたかさは わたしのなかにあるだろうか
このかわいさは わたしのなかにあるだろうか
ああいいなと想うのものが わたしのなかにあるといいな
そう想いながら いまこのときを過ごしていきたい