つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。

残り時間。

月曜日。

 

 

 

これまで居たひとたちが、少しずつ他の部署に異動になっていきました。

 

現在居る部署も多忙は多忙なのですが、他の部署がこれからピークを迎えるため、やむなくという処遇のようです。

 

会社側としては妥当な処置であると思うのですが、働く側からしてみればあまり気持ちのいい話ではありません。次々と働く場所を変えられることは、相応の負荷がかかるからです。また、慣れ親しんだ場所から離れるということもあり、あまり歓迎されないのが実情だと思います。

 

 

 

 

ぼくの担当するところも、他の部署からヘルプで来ていただいている人がいらっしゃいます。この時期だけのスペシャルな編成ではありながらも、こうして一緒に働くということに対して、ここ数日間感謝の気持を持つようになりました。

 

 

 

よく耳にすることばに

 

「一期一会」

「袖振り合うも多生の縁」(これで合っているかな?)

 

というものがあります。

 

 

 

言うなれば、ここで短期間でもみんなが集まって仕事が出来たことは、いい思い出になり、いい経験になりましたということ。

 

口で言ってしまえばアタリマエのことなのかもしれませんが、実感するとそれが何だかかけがえのないものに感じてきます。

 

背景としてはもちろん賃金を稼ぐというものはありますが、それ以外の副産物、つまりはプライスレスな価値を持つものを、この仕事を通して感じることが、実は何より重要なことなんじゃないかなと思っています。

 

短期間ながらも、いろんな経験をしてきたと思います。

その様子の逐一を見ている訳ではありませんが、最初の頃から比べると格段に仕事ができる姿を見て、そのように感じています。

 

反面、ぼくはあまり進展がなく、恐縮しきりなのですが(笑)。

 

 

 

純粋に、この人と一緒に仕事が出来て良かったと、きょうも感じていました。

 

その時間はいつまでも続くわけではないけれど、相手もそのように感じてくれているならば。

ほんの少しでも、共通する意識のもとで仕事が出来たならば。

 

これほど誇らしく、充実したものはありません。

 

 

 

 

仕事はひとりでするものであり、みんなでするものでもあります。

ひとりが頑張らなければならないときもありますし、みんなで協力していかないとならないこともあります。

 

その何たるかを、この2か月間で見ることが出来たような気がします。

 

 

 

 

今月も、きょうを含めると残り4日間となりました。

 

この残り時間を、じっくりと味わい、楽しみ、慈しみ、愛おしく、噛み締めるように、大事に過ごしていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

きょうまでに読んだ本

 

復活するはわれにあり 山田正紀 双葉社 (351)

瀬戸内寂聴句集 ひとり 瀬戸内寂聴 深夜叢書社 (352)