つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。

整理棚からひとつかみ。 ジャズ編 その128

Belinda / 野本晴美トリオ

 

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BQR-2040

 

1.M.M.C.M.
2.7up
3.Belinda
4.Dog Star
5.M.M.C.M.
6.Crescent
7.Baobab
8.My Sweet Down
9.improvisation solo
10.improvisation trio

 

 

parsonel


harumi nomoto(p/fender rhodes electric piano)
noboru andou(b)
daisuke yoshioka(ds)

all tracks composed by harumi nomoto


Recorded at Heat Recording Studio:Setagaya Tokyo:July 8,2007

 

 

野本晴美トリオ名義では2作目のアルバムになります。
レーベルを変えてのリリースになっていますが、1作目とはがらりと纏っている雰囲気を変えています。
それは装いを新たにしたというよりは、進んだ先がこんなんだった、というような「境地」にも感じます。
ライナーなどに解説文は一切なし。楽曲を見ていくと「バオバブ」や「ドッグスター」など、オリジナリティに富んだタイトルも見られる中、昨今ではお目見えしなくなった即興演奏(ソロ・トリオ)を9曲目と10曲目で披露しています。
昔の日本のジャズシーンでは即興(インプロヴィゼーション)演奏をアルバムに収録することはよくありましたが、最近では見かけなくなりました。
即興ジャムセッションはライブ会場などで見かけることが多いですが、楽譜に頼らない、感性と創造性に委ねて奏でる旋律は、やはり一味違うなと思ってしまいます。
彼女の通過点。
そんな表現にふさわしい作品です。