つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。

(詩)いきることは くりかえすこと

ぼくはその場所から動くことを極端にためらっていた

 

どうしてほかの場所にいかなくてはならないのか

 

現状で満足しているのにと その理由を考えようともしなかった

 

まるで鎖につながれていることが安心だと思っていたかのようだった

 

 

 

 

新たな場所に移り、その考えが一変した

 

まるで突風のような

 

いや つむじ風のような勢いで

 

既成観念をもろく吹き飛ばした

 

そこから 新しい時間が展開し始めた

 

 

 

 

最初の場所で10年

次の場所で5年

どんどん腰を据える時間が短くなってきている

 

反面

その内容はどんどん凝縮されてゆく

あたかも惑星が創られる際の エネルギーが集まるかのように

 

次は果たして 何年になるのだろう

これまでの時間があってこそ この日をしっかりと受け止めことが叶っている

 

それを考え 肌で感じ そして咽び泣く

伝う涙が 苦しさの重石を勝手に増やしていた自身の穢れを祓ってくれたように思う

 

 

 

たとえどんなに忌み嫌われようとも

たとえどんなに見下されようとも

たとえどんなに価値がないと決め付けられようとも

 

ぼくという人間は ここに必要なのだと確信して言える

それがわかったという悟りが わたしを責めんとする空気を跳ね除けた

 

 

ここまでの苦しみが

 

ここからの悟りとなる