つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。

整理棚からひとつかみ。 ジャズ編 その141

【Series Wayne Shorter

 

Schizophrenia  /  Wayne Shorter

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TOCJ-9563
Blue Note 84297


1.Tom Thumb
2.Go
3.Schizophrenia
4.Kryptonite
5.Miyako
6.Playground


parsonel

Curtis Fuller(tb)
James Spaulding(as,fl)
Wayne Shorter(ts)
Herbie Hancock(p)
Ron Carter(b)
Joe Chambers(ds)


1967年3月10日録音


表題作は「スキッツォフリーニア」と読み、意味は医学用語で「精神分裂症」。
今では使えない言葉ですね。しかしそんなタイトルを持ってくるのが、いかにもショーターらしいなというか、なんというか。
タイトルとは裏腹に、演奏は実に見事であり、多彩と言うことばそのものが当てはまります。


1曲目はそれこそ名曲とされた「トム・サム」。
このアルバムに込められた6曲は、ショーターのやってみたかったことのすべてが込められているような感じがします。
フロントに複数人の管楽器を置き、展開していくさまは定石となっており、魅惑の世界を創り出します。


その魅惑はあらゆるジャンルの垣根を越え、現代に突入していくことになります。