つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。

「すべて」が実際は難しい話。

あんまり時事ネタには触れないようにしているのですが、きょうのニュースのほとんどは「南北首脳会談」に集中していました。

 

 

 

そう。韓国と北朝鮮の首脳会談です。

このニュースは全世界で取り上げられたことかと思います。

 

歴史的~とされたきょう一日の流れは、どれをとっても歓迎すべきばかりのものといった視点で捉えられていたように思います。朝早くからほぼ半日をかけた会談は、まさしく大成功で終わったとみられると思います。

 

 

 

反面、この事態を素直に喜ぶことが出来ないひともいます。

 

今回の会談で進められたのは、主に韓国-北朝鮮間に関すること。

他の関係国をも含めた詳細な内容は、今後決まってくるものと思いますが、この時点で

 

「嬉しかった」

「がっかりした」

 

と、それぞれの立場からの意見があったことがとても印象的でした。

 

 

 

嬉しい声をあげる人もいれば、落胆の表情を見せる人もいる。

その様子がニュースに流れたとき、ふと感じたのは「100点満点が難しい時代」になったのかなと感じました。

 

 

 

すべての要望に応える。

 

 

 

これって意外といいますか、かなり難しいことだと思います。

 

企業レベルに関しても、自治体または国家レベルに関してもです。

スピードも様々ですし、たとえ実現したとしても要望通りになるかは別の話になります。

 

いろんな理由もありますが、何より引っかかってくるのが、「外交等による自国の利益」だと考えるからです。今回の会談でも報じられていますが、北朝鮮の非核化を持ち出してでも得たいものは何なのだろうかという議論があるほどです。この国のねらいは今後はっきりしてくるでしょうから、その時に韓国は、そして世界はどう応えていくか、または北朝鮮に何を求めていくかが注目されていくと感じます。

 

 

 

 

 

 

この会談が世界平和への第一歩となるのか、はてまた混乱の促進剤となるか。

ぼくは国だけではなく、民にもその責任が課せられていると感じていました。