まさかの新譜の話。
八雲町に移住しても、好きな「JAZZ(ジャズ)」は聴いているわたし。
勤務先である八雲町本町にある「ら・ふも」でも音楽をかけているのですが、ぼくがセレクトする音楽のほとんどはJAZZになっています。
がらくた整理を行って枚数を減らしはしたものの、八雲町に移住してからは再びジャズ熱が沸騰し、ちょいちょいアルバムを買い求めては聴いています。土地が変わりますと、ジャズのギグも変わって聴こえてくるようです。
そんななか、なんとも驚きのニュースが飛び込んできました。
内容は「未発表音源」のリリース。
現在ではそのような事態は起こりにくいかもしれませんが、昔の録音テープの保管事情は現在よりはぴしっとしていなかった模様。マスターテープと言われるものがかんたんに紛失していたりします。何かの機会にやっと発見され、あれよあれよという間に商品化される流れとなっています。
この未発表音源、個人的視点から言いますとジャズの世界にはよくあるように思います。
加えて、ビッグネームであればあるほどこういったチャンスは巡ってくるのかなと感じています。
今回未発表音源が発見されたアーティスト。
それは、ぼくの好きなプレーヤーでもある「John Coltrane(ジョン・コルトレーン)」でした。
このニュースは大手サイトのニュース一覧にも出るほどのビッグニュースになりましたし、音楽レーベルや所謂CDショップなどでも大きく扱われています。
言うなれば、それほどの事件と言っていいでしょう。
コルトレーンの作品については既にいくつか「整理棚からひとつかみ」で紹介させていただいています。個人的なレビューにしか過ぎませんが、当時は集められるだけの音源を集めていました。現在は移住などの理由があって大半を手放しましたが、そのサウンドは今でも耳に鮮明に残っています。それほど、ジャズとう宇宙の広さを感じているのです。
今回発表される作品をのぞいてみますと、録音時期は1963年。名門インパルスレーベルにいた時期です。近辺を見ていきますと、ヴィレッジヴァンガードでのライヴやヨーロッパツアーを経験してきた中で録音と言う立ち位置になっています。インパルス時期はコルトレーンのスタイルが矢継ぎ早に変わっていった印象を持ちます。今まで不明だった音源が、それらの背景を物語ってくれるかもしれません。大いに期待です。
CDの正解は斜陽となっていて、生産枚数は減るいっぽうです。
一方でレコードの生産が活気づいて来たりなど、古き良きモノの認知も進んでいます。
現在でも時折「初CD化」という文字を目にすることがありますので、CDはまだ時代遅れという存在ではないようだと思ってもいます。音楽の可能性はまだすべてを発掘しきれていない。そのように勝手に感じています。
コルトレーンの新譜、勿論予約しました(デラックス・エディションのほうで)。ついでにと言ってはなんですが、宇多田ヒカルの新譜も予約しています。それらが発売されてから一緒に届く予定となっています。あと数日寝ると~の気分です(笑)。
20代の頃は、好きなアーティストの新譜が出ると知ると、喜び勇んでCDショップにて予約をしたものでした。
忘れていた気持ちを思い出す。
そんなチャンスを、尊敬する偉人は教えてくれたように感じました。