つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。

ほんとのきもち。が垣間見えた話。

先日の金曜日は、八雲商工会女性部主催によるチャリティー・ビアガーデンでした。

 

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この日の八雲町も夏日と言わんばかりの熱気に包まれ、イベント日和な1日になりました。

 

不思議なのはその翌日から天気が雨や曇りになること。気温も下がること。

タイミングを見計らったように、天気が180度変わりました。

 

 このイベントには役場の人も多数行くらしいという話を小耳にはさんだため、チケットを購入しました。ただ役場の人云々よりも、八雲町にいる知り合いの数が少ないため、どこかであいさつを繰り返してはテーブルに混ぜてもらおうと考えていたのです。

 

 

 

 

が、結局。

 

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おなじ協力隊員とサシ飲み 笑。

 

 

知り合いの姿を見つけられず、テーブルも大半が埋まっていたため、空いているテーブルに滑り込むという感じになってしまいました。

 

 

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こちらのイベントも正味2時間程度で幕をおろし、ぼくは2次会へ。

もうひとりの隊員は帰宅しました。

 

 

協力隊同士で飲むことはほとんどなかったため、酒の力もあってかいろいろ話をした記憶が残っています。

 

そこには仲間に対して求めるものの大きさを感じましたが、今も昔も想うことは、その誰もが「表現方法」を知らないままでいるのではないだろうか?ということ。そもそもどうして○○なのかがわからないといった風潮なのです。

 

状況によっては相手を責めなくてはならない場面もありますが、ひょっとしたらそれ以前の話になっている場合もあることを、考えて接していかなくちゃなと思いました。

 

 

 

 

その後、ぼくは2次会に誘われて流れていきました。

八雲町に来て、初めての2次会です。

 

2次会は居酒屋で。

 

そこでもひとり「だけ」話をしていたような気がします 汗。

 

 

 

そして日をまたぐかまたがないかという時間帯に、帰路につきました。

 

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帰り際、ひとつの場面に遭遇しました。

 

 

歩いていますと、役場のかたが何人かで歩いていました。

その中には先日の山車行列でお世話になった方や、普段外勤で訪れる先の方もいました。

 

 

 

 

 

横1列になって仲良く歩いている様を見て

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

羨ましさを、感じていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

考えてみればアタリマエの話なのですが、札幌市から八雲町に居を移したということは、人間関係づくりをまた最初から始めたということにつながります。現在は多少ながらつながりを得ることは出来ましたが、極論を言いますと「ともだち」がいないのです。札幌に居た頃には同世代から飲みに誘われることが少なからずありました。今はそれがないのです。世代を超えた交流は少なからずありますが、同世代の交流は皆無でした。

 

そこを悔やんでも仕方ないはずなのですが。

 

 

どこかで、ひとりになりたかった自分がいました。実はこれを前面に出していました。

「孤立」ではなく「孤高」でいこうと決めていたのです。

が、実はひとりだと寂しいと感じる自分がいたことに気がつきました。

いつの間にか、「孤立」感にさいなまれていました。

 

 

 

ぼくも、ああいった関係を持つことが出来たなら。

思わず、そのように想っていました。

 

 

 

じゃあ札幌ではそれをやってきたのか?と問われますと、返事が出来ません。

ここまで来ますと、自分のことをよくわかっていないのでは?と突っ込まれますね。

 

 

 

でもその通りだと思います。

ぼくは、ぼく自身をまだまだよくわかっていない。

その一角を垣間見たわずかな出来事でした。

 

 

 

ぼくが見た光景は、それこそ何年もの付き合いを重ねた先にあるものです。

それをいますぐというわけではありませんが、自分は求めているんだと。

ぼくはどうやら、八雲町で「何かをやり直したい」ようです。

 

札幌市から八雲町に移住しました、というセリフの奥底にあるものを、もっと自分自身が知らなくちゃならない。そうしないと、生活の場所が変わっただけで何も変わらないままになってしまう。

 

さすがに、それはイヤダな(笑)。

 

 

ビアガーデンの翌日は雨になったため、勤務先のコミュニティカフェ「ら・ふも」も1日を通して静かな時間が流れていました。

もやもや感を持っていたままだったはずなのに、この日は書類の修正作業に集中することが出来ました。

 

地域おこし協力隊として八雲町に来た以上、そのカンバンを背負って多くの人の記憶に残ることをしていかなくてはなりません。

 

話には聞いているだけで遭遇した訳ではありませんが、八雲町が地域おこし協力隊を配置していることに不快感を示している人もいるそうです。あくまで個人の感想ですが、それは普通の町民や役場の職員にもそういった態度の人がいるのだと思います。ひょっとしますと、普段やりとりしている人の中にもいらっしゃるかもしれません。それにびくついて何もできないままでいるよりかは、よくも悪くもその人の前で振る舞いを示していかなくてはなりません。制度よりも、自分自身を見て欲しいと個人としては想っていますから。そのきっかけとして「地域おこし協力隊」というのがあった、というカタチになればいいと望んでいます。

 

 

あまり、くよくよ(勝手に)しているヒマはなさそうです。

ここで過ごす時間が、とてつもなく早く感じます。

出来るチャンスがあるならば、その可能性に賭ける。

ただの自己満足になるかもしれませんが、このマチとヒトに何かを遺したいのなら。

これから続く何かを「ハシワタシ」したいのなら。

 

極端な言い方ではありますが、自分を削ってでも奉仕したいと想いました。