つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

整理棚からひとつかみ。 ジャズ編 その168

【Series John Coltrane

Duke Ellington & John Coltrane

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UCCU-5050

 

1.In A Sentimental Mood
2.Take The Coltrane
3.Big Nick
4.Stevie
5.My Little Brown Book
6.Angelica
7.The Feeling Of Jazz


parsonel

1.
John Coltrane(ts)
Duke Ellington(p)
Aaron Bell(b)
Elvin Jones(ds)

2,3&6
John Coltrane(ts)
Duke Ellington(p)
Jimmy Garrison(b)
Elvin Jones(ds)

4,5&7
John Coltrane(ts)
Duke Ellington(p)
Aaron Bell(b)
Sam Woodyard(ds)


Recorded September 26,1962

 


このアルバムはコルトレーンにとって大きな成長を与える機会となったことはいうまでもなく、ジャズ観の何たるかを演奏とそのあいだの会話によって育まれたといっても過言ではありません。
現在は休刊となってしまった月刊誌「スイングジャーナル」選定のディスクとなった本作品は、幅広いジャズファンに支持されている1枚であります。
決して激しいアルバムではありませんが、印象としては、エリントンのジャズにコルトレーンが必死についていっている。そんなイメージが膨らみます。
有名なエピソードとして、コルトレーンが録音のし直しお提案したそうですが、それに対しエリントンは「これで十分だ」と言ったそうです。その一言にも、ジャズとはどんなものかが凝縮されているような気がしてなりません。
この世紀の録音は7曲という短い記録で幕を閉じましたが、仮にもし、未発表音源があるとしたなら是非とも耳を澄ませてみたい。
そんな気持ちにさせてくれる、至高の時間がここにあります。