「移る」ことは、「壊す」こと。
昨日の日記のつながりで、タイトルの文言を思いつきました。
ぼくの場合は「移住」になりますが、「転職」もそれに当てはまると思います。
それは職場を「移る」からで、そう考えるとどこにでも当てはまる話なのかもしれません。
ぼくはこれまでにかなりの転職を繰り返してきましたが、その結果「収入」は上がることはありませんでした。せいぜい同じ水準か、その下です。
それはもう一つの事実として形成されていますが、どこかでわたしたちは「移る」ことを勝手に「ステップアップ」と捉えているようです。
しかしそれは大体の場合、「理想」どまりになってしまっています。
というのも、順調に移ることが、実はそうかんたんに出来ていないのでは?と思ったからです。
以前いた場所で「まで」培ってきたものを、移った場所で「活かす」。
文面としてはつながりますが、実際はそうかんたんにつながるものではありません。
これまでの経験や自信などの「まま」、移った場所で活用できるとは限らない。
そう考えてみますと、移った先の場所で「何も変わらない」状態で過ごしますと、早々に頭打ちになります。それはつまり、「壁にぶつかる」ことにつながります。
壁にぶつかるとどうなるか。
周りとの軋轢を生みます。
考えや想いを理解してくれる人が少なくなります。
そして、いつしか「孤立」してしまいます。
そうなりますと、なかなか自力で修正することは難しくなります。
まさしく「負のスパイラル」です。
そうならないために、という訳ではないのですが、おそらくは、新しい場所や仕事に移ったときに覚悟しなければならないことは
「壊すこと」
なのではないかと思いました。
何を壊すのか?それは「あらゆること」だと感じています。
プライドはそのもっともたるものかもしれません。
繰り返し書きますが、「今のまま」では、行き詰まることは必至なのです。
それを自覚するか。それとも認めず進むか。
そのどちらにも「壊」という文字が入ります。
「壊す」か、それとも「壊れる」か。
ぼくが見える範囲の人にはなるべく、「壊す」ことを選んでほしいと思いました。