つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

整理棚からひとつかみ。 ジャズ編 その179

【Series John Coltrane

Kulu Se Mama / John Coltrane

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MVCZ-10092

1.Kulu Se Mama
2.Vigil
3.Welcome


parsonel

John Coltrane(ts)
Pharoah Sanders(ts) *1
Donald Garrett(bcl,b) *1
McCoy Tyner(p)
Jimmy Garrison(b)
Elvin Jones(ds)
Frank Butler(ds,perc) *1
Juno Lewis(perc,vo) *1


Recorded

1:October 14,1965
2:June 16,1965
3:June 10,1965


これまでのコルトレーンの作品の中では異彩を放つものでありますが、不思議と人気のある1枚でもあります。
3曲それぞれ収録日がことなるものの、1曲目に関してはアセンションの時と同じような雰囲気に包まれた、また一風変わった演奏を仕上げるという気迫に満ちたものを感じます。
そして注目すべきは、3曲しか収録されていないために、それぞれの曲の立ち位置というのがかなり違うことにあります。
これは作品性に対する混乱を招く恐れがあるようにも思えますが、曲の展開から考えると、こういった曲は持ってこないよなぁという憶測のもとでしかないのですが、無心で聴いていくと不意に驚いている自分がいました。
しかし、彼の歴史を少し離れたところから立って見てみると、これが彼の変遷だということがわかります。