つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

整理棚からひとつかみ。 ジャズ編 その199


【Series of  John  Coltrane】

More Live at The Showboat 1963 / John Coltrane Trio&Quintet

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RLR88657(海外盤)

 

1.Chasing The Trane
2.It's Easy To Remember
3.Up'Gainst The Wall
4.The Inchworm
5.Impressions
6.MR.P.C.
7.After The Rain[John Coltrane on piano]

 

parsonel

John Coltrane(ts,ss) *solo piano on 8
McCoy Tyner(p) *on5-7 & the end of 4
Jimmy Garrison(b)
Roy Haynes(ds)

The Showboat,Philadelphia,June 24,1963

 


ショウボートというライブハウスでの演奏を録音したもので、タイトルに[More]が入っているのは、違う日にちでライヴを行った音源があるからだとされます。
こちらの録音が6/24ですが、1週間前の6/17にもここで演奏した記憶が残っており、そちらは2枚組のCDにて楽しむことができるようになっています。

 

この作品の醍醐味は「トリオ」で演奏していることと、コルトレーンが「ピアノ」を弾いていることです。
記憶によればコルトレーンは幼少期ピアノを弾いていたはずなので、まったく無知というわけではなかったと思います。
しかし、インパルスやブルーノート、プレスティッジなどではピアノ演奏曲はクレジットされていないはずなので、とても貴重な記録だといえます。

ライナーノーツには、コルトレーンフィラデルフィアで演奏した記録が列記されており、そこにはまだ音源化されていないものもたくさんあります。
そう考えると、マイルスのブートが多い中、コルトレーンもそれに続く勢いになってしまうのかなと、個人的には期待したいと思っています。