独りで居ることはとても気楽だ
だって何でも自由にできるし
誰かの何かに気遣いをみせる必要もない
自由を謳う権利はあるのだ
だから独りで居るのだ
独りで居ることはとても苦痛だ
だって周りには誰もいない
自身が他者に対して見せなければならない表情や
どのように接していけばよいかなど悩みに悩む
実は辛く苦しいのだ
でもそれを表に出していないだけなのだ
独りで居ることはとても哀しいことだ
だって周りに理解者と言える存在がいない
誰も協調してくれず 却って臆病になってしまうことや
自身のプライドが邪魔をして余計に独りになりたがる
性格が邪魔をして足を引っ張ってしまう
背中が寂しく見えるのはそのせいなのだ
独りで居るということは
独りで居ないときの大切さを身に染みて知っている
広い世界にぽつりと取り残されてごらんよ
どうにかして生きていこうと思う一方で
自分以外にも誰かいないかと必死で探す
来た道を戻ることもできず
ただただ彷徨い歩くだけ
奇跡的な展開を待ち侘びながら
自分は独りではなかったと叫びたい気持ちを抑えながら
独りで居るということは
独りで居たくないということなのかもしれない