基本カレンダー通りの勤務となっておりまして、今週は通常通り土日が公休日となっています。なんとかこうとか通常運営(業務とも)に戻りつつありまして、夜に余裕をもって自分のことをすることが出来るようになってきました。
実はここ数か月、自宅で本をじっくりと読んでいませんでした。
表現を変えれば、腰を据えて読むことが出来なかった、という具合でしょうか。
学生実習時も待機中に本を読んではいたのですが、あまり身に入りませんでした。
本来こういう読み方はしたくないのですが。
昨日の日記にもあるように、久々に図書館へ行きまして、数冊本を借りてきました。
いつもでしたら冊数MAXで借りてきますが、今回は半分程度に抑えました。夕食を食べ、お風呂に入り、パソコンでラジオをかけながらページを開きました。
いつの間にか、日が変わろうとしていました。
無意識に、多読を行っていたようです。
幾つかの本を並行して読んでいくのが多読と呼ばれるものですが、気づいたら4冊の本をいったりきたりしながら読み進めていました。
メールチェックも、アプリでゲームやSNSもせず。
ひたすら活字を追っていました。
日が変わるタイミングに気づき、今夜は遅いからもう寝るか、と顔を上げたとき、不思議と身体の中で「アツさ」を感じました。
どうやら、読んでいた本の中に感じるものがあり、スイッチが入ってしまっていたようです。
この感覚は、久々でした。
活字であっても誰かが語った言葉であっても、揺り動かされる可能性は無限にあります。
その波動を冷めた顔で受け流すか、面倒くさくても受け止めるかでも、その後の展開は大きく変わってきます。
そこに刻まれたことばに動かされる。
だからこそ、本があるんじゃないか、と思いました。
翌日(つまりきょう)。
2冊ほど読み終えましたので、2冊追加しました。
本を読むことがこんなにも楽しいと感じたのは、まさしく恩恵です。
ちっぽけな表現者でありますが、これからも読み続け、書き続けていきたいと思います。