心のどこかで求めているのは
自分の力を発揮することなく
楽が出来る場所にいたいというもの
これはいつの時も一緒だろう
こんな声が聴こえてきた
「この世界で生きていくのは 生やさしいことじゃない」と
自分がいる職業の世界においても
自分がやりたくて生きている世界でも
どうやら思い通りにはならないらしい
どこかで鈍感さと敏感さの天秤が振れ
過剰に反応する基準点が設けられる
その中身をなかなか精査しようとせず
数字などの事実にのみ難癖を突きつける
そんな構図はずっと前からある
いつだって生やさしいわけではなかった
自分がいる場所の苦しさを直視するのが嫌で
他人の居場所を苦しくさせていくことに躍起な人がいる
それは社会勉強でも何でもなく
熟していない感情がもたらす 失態という酸味でしかない
その痛恨さは巡り巡ってくる
今の場所が安泰ではないことを悟らせるために
神に祈って得たものも
精霊に頼んで導いてもらったものも
その対価はどこかで求められてくる