その日常を。
こんな状況になってからもうすぐ2か月?になるでしょうか。
自由に生活を送ることが難しくなった日々を過ごすようになったと思います。
幸いといっては何ですが、勤務先と居住地はマチの郊外であり、1日に会う人の数は従業員で10人未満、たまに業者さんが来るくらいであとは圧倒的に牛が多いです。
それでも、日々の報道には危機感を抱いています。外勤をしなくてはならないタイミングがありますが、今月はなるべく用事をまとめ、1か所の滞在時間を短くするなどの工夫をして、簡潔に用事を済ませようと考えています。
きょうの職場周辺ですが、朝起きてみますと15~20cm程度の積雪がありました。水気を多く含んだ、湿った重たい雪でした。町の除雪も入りましたが、これも日中の気温上昇でどんどんなくなり、道路のアスファルトがお昼頃には見えるほどでした。
何となくですが、「有事」だと捉えています。
つまりは自由な行動に制限が大きくかかる、という意味合いを持ちます。
こういった事態の中で、「我」を通すことは大きなマイナスになります。
報道やSNSを開けば、かなりワガママな、人のカタチをした怖いいきものが跋扈しているようです。つぶやきにはコロナよりも人間が怖い、と言わしめるほどだそうです。中央がどうこういっても、自分の目の届く範囲にまでその効果が及ぶまでに時間がかかります。棚に何もないからと言って、取扱店の店員を責めるなどの行為はもってのほかです。心無い言葉も飛び交っているようですが、心無い言葉の中身の通りをする道理がありません。売り物である以上棚に出すでしょうし、ないのであれば出さない。それだけなのです。それを一切無視した、モラルを大きく欠く行為は、自分は神ではなく鬼だと認める行為です。お客様は神様ではないということを、自身が証明しています。そのような世の中にしたのは政府でも社会でもなく、自分自身であることをどうか知っていただきたいものです(そういう人に限り、ギリギリまで認めませんが)。
ちなみに地方でそれをやりますと、あっという間にその話が広がります。
そんなことをしてもなんともないのは、おそらく都会だけだと思います。
皮肉ですが、都会の質は、落ちたと思いますよ。
幸い自宅には紙製品が必要分あり(潤沢ではないですが、数か月間は大丈夫)、品薄騒動に乗る必要を感じていません。震災のときなどもそうですが、必ずデマは流れます。そのデマはテレビを通してではなく、圧倒的にWebからの発信が多いです。根拠のない情報を信じやすい傾向にあることから、もしかしたら人は「現実」の情報を信用しない傾向にあるのかもしれません。つまりは、新聞やテレビの報道に価値を求めていないということになります。今はまだ割合の話になるでしょうが、このままではテレビが死ぬことになるでしょう。そして、出所不明の情報だけが飛び交い、それを見た人たちが右往左往する日常が到来するのみです。
今こそ日常を考えよう。
こういう時だからこそ、日々のことを考えなくてはいけないような気がします。
今回の件も、ひとつの騒動です。そういった非常時に何をしなければならないのか。数々の災害を目にし、時には経験したとしても、理解をしていない人たちが多すぎます。これからは毎年のように何かしらの非常事態がやってくることでしょうから、普段からそのような準備、備えをしておく必要があります。そしてこれは収入や手間など関係なく、優先順位を上げてやるべきことだと感じました。
いきなりですが、先日カレーライスをつくりました。
恐らく八雲町に来てからは初だと思います。
外食の機会が減りますので、自宅で料理をということで、久々に厨房に立って料理をしました。普段は珈琲を手で淹れているだけの人間ですが。笑。
不謹慎な表現になるやもしれませんが、こうなった以上はこの状況を楽しむ他ないと思います。幸い多くの企業が各種コンテンツを無料開放していただいているということもあるほか、おそらく自宅に「これまで見たこともない」ものに注目が行くのではないかと思います。それをきっかけに、短い期間ではありますが(そうなるように祈ります)、新しい可能性を発掘してもらいたいなと思いました。
明日は午後から外勤です。気をつけていってきます。