つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。

【詩】空模様

何だか騒がしい空だ

 

 

天気の移り変わりは気まぐれそのものなのに

 

 

誰もがその天気に対してあれこれと決めつける

 

 

そしてこうするべきだとわかった顔でつぶやく

 

 

天気が決めたことには一切納得せず

 

 

自分たちが常に正しいと思い込む

 

 

 

 

 

誰にでも最善の選択が常にできないように

 

 

天気も常に最善ではない

 

 

それは長い目で見れば一瞬のことに過ぎないが

 

 

わたしたちはその一瞬がすべてのこともある

 

 

だから余計に騒ぎ立てるのかもしれない

 

 

わたしたちは高貴な身分なのだと

 

 

わたしたちは守られるべき存在なのだと

 

 

 

 

時に空が何かを大きく変えることがある

 

 

それは固定観念

 

 

そして価値観を

 

 

倫理や論理 そして常識を覆すことがある

 

 

それはいともかんたんに

 

 

しがみつくものを引き剥がす

 

 

それはどこかで生まれた勝ち組に対する評価の顕れのように

 

 

積み上げたと感じていたものを崩していく

 

 

 

 

 

その空模様は何かを告げる

 

 

時代の変化を

 

 

そして心境の改革を