早い雪解け。
聞けば昨年も雪解けが早かったそうなのですが、今年は更に早い。
昨年の今頃は夜間の道路がまだアイスバーンになることもあったのに、今年はアイスになるものすらない。
街中は雪がすっかりとなくなり、陽気があたりを包んでいました。
写真はきょうの午後、納品の際にパチリとした噴火湾パノラマパーク。
住んでいる場所は海抜60mあたりの高さにあるのですが、そのような場所でも雪解けは早めに進み、今では日陰のところや、雪が固い場所にしか雪が残っていない状況となりました。
今朝は安定の曇り。
このように雪がなくなってきますと、草地が見えてきます。
そうなりますと夏場の到来で、放牧の時期がやってきます。
職場の牧場ですが、夏は放牧、冬は舎飼(建物の中で育てること)で牛のお世話をしています。このままいきますと、外で牛の生活を見ることができるのも早くなりそうです。季節は一気に変わっていきます。春は短いかも?
道内のニュースでは、初夏の風物詩である「YOSAKOI」が初の中止になったという報道が流れていました。そのほかPMFも中止が決定していますので、札幌まつりやひょっとするとライジングサンの時期にまで影響が出るかもしれません。八雲町内でも5月に行われている八雲町熊石地域で開催のお祭りが中止の決定、7月に予定の山車行列も中止という話が流れてきています。このままいきますと、何とも寂しい1年になりそうです。
肩を落とす報道が流れていても、花壇の花は元気です。
雪がなくなったとほぼ同時期に、つぼみがいつの間にやら姿を見せました。
時間帯はばらばらですが、日差しがいいときに花を咲かせてくれるようになりました。
気づけば鳥のさえずりも明らかに変わっていました。時間は着々と進んでいます。
いつまでも後ろ向きではいられません。
雪山の高さはどんどんなくなり、代わりに雪解け水の小川が姿を見せます。
この時期はいたるところで水の流れる音を聞きます。
そして遠くではもっと大きな音で流れている音がこだましています。
固まっていたものが緩んでいき、そして流していく。
それは季節に限らず、人間関係においてもそうありたいと思うばかりです。
相変わらず街中は活気が戻らず、不思議な静けさが漂っています。
早い時期に賑やかな声が戻るといいなと思いました。