つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。

【詩】あぶりだすのは

どうしてこう 悲しむことしかできないのだろう

その正義は正義ではないし

その真実は真実ではない

それは結局 自己満足の押しつけだ

それは結局 自分が信じたいものの強要だ

 

悪も怖いが正義も恐い

その御旗は免罪符などでは決してないのに

聖剣を振りかざしては次々と犠牲を築き上げていく

剣先は無差別に向けられる

身内であろうとも 最早関係なくなってきていることの事実を

 

こんなときではなくとも

何かを推し進めるときにふと

そんな狂気の表情が垣間見える

性善説ちゃぶ台返しするかのような

信じられない表情と言動が潜んでいる

それは元からあったものなのか

それとも現代に下種されたものなのか

宗教はそれを解決できないでいる

スピリチュアルはそれをビジネスにする

 

政治家も試されている

宗教家も試されている

スピリチュアリストを名乗る人も

専門家も評論家も

色んな電波を使って聴衆を集めようと躍起になる人も

そしてわたしたちも

何か使命のようなものを帯びた気分になってしまう

そうしていつしかあぶりだしてしまうのだ

 

人も仕事もすべて

見えかたが変わっていく