つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

テレビに求めること。

もうずっと前に録画していたのですが、全然見る機会がなくて。

ステイホームのうちにやっと全話見ることが出来ました。

 

 

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HTB開局50周年ドラマ「チャンネルはそのまま!」

全5話で、1日1話ずつ見ていきました。

感想ですが、ベタですが、なんだか、全部詰まっているように感じました。

 

 撮影ですが、札幌市を中心に行なっていることと、HTB旧社屋を使っています。

実際に使われていたテレビ局内で撮影を行うというのが、この作品のキモだと思っています。

テレビ業界にあこがれる人にとっては、夢のようなドラマになったのではないかと思います。

 

当初は完全なコメディかと思っていました。毎回笑っていました。しかし最終話にはシリアスな話になり、テレビのなんたるか(素人ですが)を感じることになりました。

 

わたしたちが普段目にするテレビというのは限定的です。

今回のドラマに関しては、そのテレビを支える人たちが鮮やかに描かれています。

ひとつの番組を作るのに、これだけの人員がかかわっているというのは驚きです。

目に見えるのはほんの一部で、実は支えられて成り立つ業界である。

それは何も、テレビだけじゃないんだなとも思いました。

原作はマンガのようですので、後日買い求めようと思います。

 

 

 

昨日最終話を見たのですが、そこで感じたことがありました。

 

それは「テレビに何を求めればいいのだろう」ということでした。

 

 

描写的にはどうしても、局側が視聴者のニーズを掴んで番組を制作する、ということになってしまいます。では逆の場合はどうなのでしょうか。実はそこがかなりぼんやりしていました。チャンネルを変えて、視聴するかどうかは感覚的に決めていくような感じだったと思います。相手の一生懸命さに対し、視聴者側はかなりあっさりした反応をとっているのかもしれません。その関係性でよいものか、と考えてしまいます。

 

わたしたちにもわかっていることとして、テレビ局は「視聴率」を求めているというのがあります。キラーコンテンツという表現もありますが、スポンサー規模も大きいことから、高視聴率を稼ぐことのできる番組が求められるということになります。

 

では、高い視聴率を弾き出すことのできる番組とはどんなものなのでしょうか。

それは、一般人がテレビに求めるものと、イコールになるのでしょうか。

そこがずっと、疑問でいます。

 

 

で、実際は。

イコールになっていないのだと思います。

だからこそ、過激な内容、偏りがある内容になっていくのだと思います。

最近感じているのは、テレビ番組が世論(または世間)を動かす、または形成するといった流れです。なんだか、テレビ番組がデモの火付け役になっている印象です。

そういった印象もあり、録画番組は別として、リアルタイムでテレビを見ることは極端に少なくなりました。

 

 

 

改めて、テレビに求めること。

偏った編成は慎み、報道内容も公平性を持ってもらう。

味気ない内容になるかもしれませんが、それだけでも大きく違うと思います。

スパイスも、ずっと続けば感じなくなります。そうなりますと、スパイスの強さを高めていくだけで、堂々巡りです。

 

いちドラマを見てではありますが、そんなことを感じました。