【詩】磨き上げるまえ
いつの時代も
どんな年齢も
苦労はしたくないと毒づく人がいる
そして
いかに苦労せず
いかに楽をして
悠々自適な生活を送りたいと妄想する人もいる
昔と比べると
ボタンひとつでいろんなことができるようになったけど
未だ追いついていないのは
生活に必要なものが量産されないという事実だ
しかし実際は
出来るものと思い込み
有形無形の話に擦り寄り
ときには貢物をし
勝ち組と揶揄されるような集団に溶け込もうとする
そこには最新も画期的もない
そう思った
苦労は誰もが敬遠したがる
キツイキタナイキケン
そう表現されることもあったけど
決して楽で清潔で安全な道ばかりではない
その苦労が何に変化するのかも知らず
ネットという世界にはいろんな渦が巻いている
まだ 磨き上げるまえに
その原石を手放してはいけないよ
誰にもわからなくても
磨き続けていればきっと
その輝きの意味がわかる日が来るから
きっとね