つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。

【詩】導火線

詩を紡いでいると

 

どこかで詩を紡ぐことでさえ苦しいと思うようになる

 

そうして詩から2mほど離れてみる

 

 

 

 

離れたところから詩を眺めていると

 

色んな詩人の色んな詩集が飛び込んでくるようになった

 

思い出したように手を伸ばし

 

便箋のページを性急に捲っていく

 

どうやら詩から離れたことで

 

詩をどうこうすることに渇きを覚えていたらしい

 

 

こないだのことなどまるでなかったかのように

 

ちっぽけな封印を解く

 

誰かが待ってくれている訳ではないけれど

 

誰かひとりくらいは青ざめるくらいの熱量を放出する

 

 

詩人は決して独りではない

 

詩人は詩と詩の周りにあるものに生かされる

 

 

 

引導を渡されるものだと思っていたけれど

 

逆に尻を叩かれるようだ

 

そうして私の中の詩人は生きていく

 

恥ずかしげもなく

 

そしてまよいなく