きょうからお盆休み期間になるでしょうか。
きょうの町内は曇りでありながらも、夏の暑さを感じた1日でした。
連休期間中は何かと予定が入ってしまっているので、読書感想文などをアップしていこうと思います。
最初の1冊はこちら。
久々にミステリを読みましたが、フィクションのように感じた作品でした。
主人公は記者で、取材でネパールに向かう。
しかし現地では王族が殺される、または不審死かといった衝撃的な報道が流れ、主人公は日本と連絡を取り、このニュースの取材にあたっていく。
謎に近づいているのか、迫っているのかというリアルな進捗に息を呑みました。
また、現地の風習など、異国を感じさせる描写もあり、かなり引き込まれた作品でした。
米澤さんの著書はおそらくこれが初めて読む作品で、代表作には「折れた竜骨」などがあります。
登場人物は少ないと感じましたが、それぞれがしっかりと存在感を示している作品に感じました。狭い空間や広い世界の出来事を、絶妙なタイミングで展開していくことに、ページをめくる指がなかなか止まらなかったです。
ミステリは苦手意識があったのですが、充分に楽しむことが出来ました。