つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

【詩】忙しさのスピードが違う

週末になって急に動き出す物事がたまにあって

 

そういうときに限って時間外に事が発覚する

 

外ではもう陽が落ち始めているのに

 

忘れていたで軽く流し

 

残業のことにも触れず相手に渡してしまう

 

相手側の事情や心情や実情を知ることもなく

 

その場はよく解散になる

 

 

 

 

 

電話してもメールで投げかけても

 

相手の反応はそれぞれ違う

 

それにやきもきしながらも

 

時には爆発させながらでも

 

ハルマゲドンを起こさずにここまで来ることはかろうじてできている

 

 

 

 

テレビの中では

エリートビジネスマンの中では

スピードは命と呪文のように唱えていると記憶しているが

いざ現場となるとそうでもないらしい

どうやらSNSなどで決まり文句のように言う固定の文章なのかもしれない

 

 

 

ぼくと彼女の歩く速さが違うように

 

仕事のスピード

 

忙しさのスピードはまるで違う

 

そりゃそうでしょ

 

仕事している世界そのものが違うんだから

 

あてはめはあまり意味がないことなのかも

 

 

相手にボールを投げて

 

そのボールが返ってくるのはまちまちで

 

ずっと返ってこないこともしばしば

 

そこにどうしてもぼくは

 

忙しいという理由などではなく

 

単純に相手したくないだけ という被害妄想を付与してしまう

 

そんなジブンガクソデシカタナイ

 

 

 

そんなふうに滅入りながら

 

図書館から借りてきた厚めの本のページをめくっている