つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

令和3年1月の読書感想文③ 歌集 滑走路 萩原慎一郎:著 角川文庫

なんとなく魅かれるものがありまして購入しました。

歌集で映画化???うまくつながりませんでしたが、映画用のシナリオ本もあるようです。

 

 

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歌集 滑走路 萩原慎一郎:著 角川文庫 個人蔵

 

普段は詩集を中心に目を通すことが多く、短歌はあまり見ませんでした。

五七五七七で合計31文字に込められた歌の奥深さを痛感した作品です。

 

歌は全部で295首。圧倒される数の歌です。

 

一首ずつ、かみしめるようにしては読み、そして歌いました。

 

 

こんなにも、余韻が広がるのかと思いました。

 

 

読後の情熱そのままに、セオリー無視で短歌を詠みました。

難しい。けど、面白い。奥深い。

もっと詠みたい。詠もうということになりました。

 

 

あとがきなどを読みますと、歌人は故人となっているようです。

他に作品はなく、出世作が惜しくも最後の作品となってしまいました。

 

 

もっと、詩や歌を突き詰めていこうと思わせてくれた作品です。