MORIHICO.の福袋(Lサイズ)を11月に購入し、11月末に到着してから、既にある珈琲豆を間に挟みつついただいてきましたが、これが最後の豆となりました。
(このほかにドリップバッグがありますが、それは別としています)
お店ごとに異なるブレンドは、純粋に驚嘆を生みました。
日々いただいている珈琲は定番のものとしていましたので、久々に新鮮な気持ちになりましたし、趣味であっても珈琲を淹れている者として、初心に還った気持ちになりました。
さて今回、封開けしていただいた豆はこちらになります。
白石区にある同名の店舗は、MORIHICO.の事務所もあるいわば「拠点」。
ここにはまだ1度しか訪れていませんが、この時代にふさわしい「ベース」となり得るかな、と感じています。
開封しますと、浅煎りだということがわかります。
また、豆は少々小ぶりでした。
飲んでみた感想としては、浅煎りではあるのですが酸味は少なく、これまた飲みやすい口当たりになっていました。そして冷えた後でも難なく飲めます。これは飲んできたすべてのブレンドに言えることなのですが、冷えても飲める、冷えても美味しい珈琲はそうないと感じています。この豆に限って言えば、飲むペースが速く、早々になくなります。それくらい、我が家の場合ではありますが、相性はぴったりと言えます。
この豆を最後にしたのには理由がありまして、何年前かは忘れたのですが、プランテーションでライブが行われたのをきっかけに初めてお店を訪れたのです。
このとき「Coffee & Music」というアルバムを出しており、そのツアーで北海道にも来ていました。
畠山美由紀というシンガーですが、現在FM横浜(ラジオ局)でも番組を持っております。
また、活動も幅広く行っており、聴き飽きない声の持ち主でもあります。
この時期、彼女のアルバムで「我が美しき故郷よ」というのが引き合いに出されておりまして、震災と故郷(気仙沼というワードが出てきます)をつなげた心情をこみあげるくらいの心情で歌われており、40歳手前のわたくしは何度も咽び泣いておりました。
その声を直に聴きたくて、家人を伴い、ライブに行ったのです。
それ以降、彼女のライブに行くことは出来ていませんが、年間を通してもコンスタントに彼女の作品をかけては、癒しの一助にしています。
カフェや喫茶店は飲食や会話を楽しむ場所という固定観念がありましたが、昨今はライブも行われるようになっており、音楽を選ぶ幅が増えてきたように思います。地方に住んでしまっている今では気軽にライブに行くことも難しくなってしまいましたが、いつか自分が住んでいる土地に来てもらえないかな(もしくは呼ぶか)と願いつつ、今の時間を過ごしています。
自分はどうやら「前に出たい」人間らしい。
以前は陰に徹する側だったのですが、前に推されることもあったため、どうしていいのか悩みます。その時は自分のためというよりかは、誰かのためと考えれば、少し冷静になれるのかもしれません。
MORIHICO.の珈琲豆はこのブレンドを以ってすべていただいたことになります。
ネットショップを除きますと、レギュラー商品の中でもまだいただいていないものが多数ありましたので、そちらも飲んでみたいと思いました。