つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

【詩】おもいおもわれふりふられ

言葉にはなかなか出ることのない想いは

 

何かしらのシチュエーションやタイミングを待っていて

 

それがいつ来るのかなと指折り数えながら

 

想うという行為そのものをどこか満喫している

 

ただ想われるというのは難しくて

 

それに気づかない場合や

 

それとわかっていてもどうしていいかわからないことがある

 

その中に戸惑いはあるものの

 

どこかで嬉しさが芽生えている

 

雪が解けようとしているこのころでも

 

今は届いていない そして届かなくなってしまった想いは

 

いろんな思い出に変わっていく

 

 

 

気持ちに応えなかったり

 

気持ちに応えてくれることはなかったりしてきたことの連続で

 

この日常は造られている

 

いつもは冬の時期に見ることのできる雪像のように

 

すべては積み重なり糧となる

 

そこにはきゅっとした

 

締め付けられるものがあるけれど

 

それを乗り越えていけたからこそ

 

今この時がある

 

 

 

 

いつも人は「また次があるから」と先延ばしにしてしまう

 

普段であればそれでよいが

 

何がきっかけで次がなくなるかはわからない

 

ずっと伏せているままのほうがよいこともあるけれど

 

純粋に想うこと

 

誰かに想われることの充足感

 

それはどこかで結ばれて欲しかったと後悔する

 

黙って去ってしまったという事実は

 

ふった ふられたに通じていき

 

もう二度とその笑顔やまなざしを向けてくれないことにつながる

 

それほど悲しいことがあるだろうか

 

決して油断していたわけじゃないけれど

 

そんな急に その時が訪れるなんて

 

 

 

今抱いているものがどうつながるかはわからないけれど

 

もう想いを伝えることができない人へ向けて

 

また逢うかもしれない人に向けて

 

想いは伝えていこうと思う

 

後悔しない程度に留めて

 

傷に残らない程度に理解して

 

 

 

 

今までたくさんふられてきた

 

そしてもう逢えなくなった人たちがいる

 

ふってきた数は少ないけれど

 

擦れ違いをかみしめながら

 

これからの10年を生きていく