どうしても今はそこまで大事だとは思わなくって
ついついまた今度だなと勝手に決めて
消化することのないスケジュールを組んでいる
それは先延ばしの代表例で
積み上げた古新聞古雑誌を処分しないまま時間が過ぎていくことに似ている
ひとたび行動してしまえば何てことはないのに
どうして億劫などと思ってしまうのだろうか
この時はまだ失うことを知らない
いやむしろ失うことに対して視線を背けている
10分程度の通話
たまの帰省
便りをおくる
どれもやってしまえばかんたんなこと
しかし今ではそれですら手を回すことは少なくなった
スマホをさわり続けている時間はあるのに
以前であれば何になるだろうか
そうやっていつでも言い訳を探していて
極限の状況で後悔する
そんなことは望んでいなかったはずなのに
花は咲く そして散る
わかっていることだから
今からでも これからも
交わしていこう
重ねていこう
大切な時間を
かけがえのない世界を