昨日ですが、函館市でエヴァンゲリオン(ヱヴァンゲリヲン)の完結作を観てきました。
ただこれだけの予定で行くのはちょっと・・・と考えていたので、その他に幾つか予定を立て、1泊してきました。
ただ昨日の函館市は雨。八雲町も雨でしたが、この雨は1日降っていたようです。
映画の時間もあり、悪天候の中あちこち移動するのは少々面倒だな、と思ったので、ちょうど視界に入ったコチラを数年ぶりにいただくことにしました。
マクドナルドです。笑
八雲町にはマクドナルドはもちろん、ロッテリアもモスもありません。
都市部に来たとしても、ファストフード店でこれまで食事をすることがありませんでした。数年ぶりの利用でした。
頼んだものですが、ライスバーガーのセットがあったのでそちらを注文。
ポテトをナゲットに変更してもらっています。
こうして腹を満たし、入浴などを済ませ、シネマ太陽函館で上映されているエヴァの劇場版を鑑賞してきました。
鑑賞時にいただいたパンフレット(カードにしては大きい)です。
表には主要な登場人物が。
裏面には劇中のセリフがちりばめられています。
さて、本編に触れるのは置いておいて。
感想としては、「やっと完結した」が正直なところです。
この作品もかれこれ20年以上の時間が経過しています。
コミックスも完結しているようですし(途中で挫折)、終わり方の違いがあるんだろうなぁと思っています。今だからこそ、読み返してみるのもいいのかもしれません。
そして、映像技術に度肝を抜かれました。戦闘シーンをはじめ、背景の描写が素晴らしいです。上映時間が長い作品だと言われていますし、僕も少々気にかけながら鑑賞しましたが、結局魅入ってしまい、あっという間に終わりを迎えました。
あまり多くを語っても仕方ないので、あくまで個人の感想を述べますと。
この作品を鑑賞する前に、「序」「破」「Q」を見直しました。
もう一度ストーリーの流れを把握しておくためです。
改めて驚き、そして戸惑ったのは、「破」から「Q」へのつながりで、理解が進まないまま、Qのストーリーがどんどん進んでいきました。
「Q」の時点では、碇シンジくんは最悪の状態になってしまいます。
「シン」の半分は、その状態からの脱皮がメインになっている印象を受けます。
Qは観ていて辛かったです。それはほんのちょっとでも、自分に似たところがあったから。生きることを放棄してもいいや、と思えるほどの虚無感がありました。
「シン」は、救いの話になるんだと思います。
碇シンジくんも、前半と後半では全然為人が違っています。
なんでしょう、アタリマエのことなのかもしれないですが、ちゃんと「受け答え」をすることで、頑なになっていた相手の感情が緩んでいくのかと気づかされました。
それは現実世界ではそう簡単にいくものではないと知ってはいますが、だからと言ってやらないのは無駄というわけではありません。一時は社会現象にまでなったこの作品ですが、この作品に出てくるキャラクターが抱えているものは、きっと現実世界の誰かも抱えていることなのです。夢だけを語っていてもしょうがないし、神様が来るのをずっと待っていても始まらない。神様を自分の(目的などの)ためだけに降臨させようとする思想は、それは救いにはならないのです(現実世界には肯定する人がたくさんおられるようですが)。
鑑賞を終えて、素直に感動しましたし、救われた気持ちにもなりました。
ラストは意外な展開でしたが、視聴回数を重ねれば、その理由もわかるのでしょう。
ただ僕は、碇シンジ君がこの作品の中でしっかりと成長し、課せられたとても大きな課題にしっかりと取り組み、終わらせたことが素直にうれしかったです。
劇中の音楽も見事でした。素晴らしい映画だと思います。
ありがとう。碇シンジ君。
ありがとう。エヴァンゲリオン。