つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。

【詩】やりなおしたいのにどうして

かつて悪いことをしてしまった人がこんどは良いことをしようとしてひとたび頑張ろうとしているのだけれど世間はその人を悪人のままに留めたいらしく過ぎたことを引っ張り出してはその人の前途を断とうとしていることは許されるのだろうかという問いを持ったのだけれどどうしてもそこには人間の感情というものがいやらしいほどに関係してはその対象について選別をしているようにしか思えないのでそれは単純に好き嫌いとかコイツとはもう関わりあいたくないという感情がその人のこれからに対する応援か嫌悪を決めているのだと感じてしまった

 

やりなおしたいことはたくさんあって好きだった人との関係や仕事に勉強など人並み程度のものだけれどそれは自分にとってはとても重要なもので他人の理解を得ることは難しいのかもしれないけれどそこをしっかりと押さえておけば今このようなことにはならなかったと思うとやはりどうしても時空の扉を開いて飛び込むかひたすらノートに願い事を書いてそのときを待ちたいと思ってしまうのはそれくらいあの人の笑顔を取り戻したいしこちらに笑顔を向けてほしいという星のような願いなのだけれどそれが小さな一歩になって解脱に至るような道のりを歩めるからだとどこかで信じてやまない

 

けど実際はその人に対して失望することや悪いことなどをしてしまうともう二度とこちらを振り向いてはくれないしメールやメッセージも反応せず電話をかけてもコール音か留守電か着信拒否になってしまいしまいには死ねばいいのにと罵られて犯罪を犯していないのにもかかわらず犯罪者扱いをされるという悲しい顛末を迎えてしまい自暴自棄になり生きる意味を失い食欲も失せただそこにいるという状態を何日も過ごしてああ自分は生きていてはいけなかったんだなという絶望を抱くのだかそれは離れてしまった人にはもうどうでも良くていっそ死んでくれればましだと考えているのかもしれないと思うとやりなおしというのはとてもかんたんなようで実はとてもむずかしいことがわかってきてぼくはただただその場に立ち尽くしてしまうのです

 

 

 

 

やりなおしたいのにどうして

 

あなたはそのことを認め理解し応援してくれないの

 

余所でやってくれと言わずに

 

それだってこれだって

 

あなたが少しでも関わっているのかもしれないのだから