つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

令和3年4月の読書感想文 深呼吸の必要 長田弘:著 角川春樹事務所

ここのところ文字を読む気持ちになれていませんでしたが、大型連休に入るということもあり、積読してある本(そんなに数はないけれど)を読み進めていくことにしました。

 

今回ご紹介する本は、昨年10月の旅行時に北海道砂川市のいわた書店で購入した本です。

これで、いわた書店から購入した本のすべてを読み終えることが出来ました。

 

 

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深呼吸の必要 長田弘:著 角川春樹事務所 個人蔵(砂川市 いわた書店にて購入)

 

いわた書店さんではその時に12冊ほど書籍を購入させていただきましたが、そのラインナップに「詩集」を一冊入れようという考えがあり、この本をチョイスしました。

(訪問当時はこの本が平積みされていたので、選びやすかった思い出があります)

 

裏の説明文を読みますと、代表詩集とあります。

内容は散文詩と詩という構成になっており、散文詩は結構な長さになります。

 

数度読み進めましたが、口の中に水を流し込んで、それが沁みわたっていく感覚を覚えます。あたたかであり、どこか淡々としている。それはなんだか大自然の摂理のような感じにも見えます。こうしていろんな詩に触れていきますと、詩とはとても広いものなんだなぁと痛感します。

 

巻末には年表があるのですが、もうすぐ長田さんの命日のようです(5月3日とあり)。

この世界にはたくさんの詩があって、それらを生み出した人たちの多くはすでにいないけれど、こうして触れることで何かを満たしていくようにも思えて、なんだか不思議であります。

 

この本を選んで、よかったと思わせてくれる一冊でした。

 

 

 

 訪問したときのおはなし。

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