つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。

感動の境目。

地方に移住してからというものの、「都会がいい」のか、「地方がいい」のか、自分なりに考える機会が増えました。

 

僕は札幌市出身で、移住前までは札幌市に住んでいました。

時折短期間の移住生活を送ったことはありますが、住民票を異動させての移住は今回が初めてです。移住前はそれなりの不安と、相応のワクワクがありました。しかし実際はそんなことを考える余裕もなかった、というのが振り返っての感想です。

 

北海道八雲町の街中に1年間住んでから、町はずれに居を移して3年目になります。

移住を決めたのは、このまま札幌市で仕事をし、生活をしていくことが出来るのか(特に自分が)という問いがあったのと、移住へのささやかなあこがれからでした。肌感覚ではありますが、コンクリート等に囲まれて暮らすよりは、より自然が多い、または限りなく近い場所に住んだほうがいいのではないかという漠然としたものでした。

 

 

地方は都会よりも選択肢(買い物など)が狭まる。

それなりの不都合はあるだろう。

移住してからは実際にこれまで利用していた銀行の支店が八雲町内にないことがわかり(北海道銀行)、別の銀行で口座を開設したりもしました。ある程度の制限(何故か不便とは思わなかった)はかかりましたが、窮屈さを感じるほどではありませんでした。

 

 

しかしこれは、個人差があります。

都会が合わないという人もいれば、都会がいいという人もいます。

地方も同じです。

 

それぞれの視点から見える景色に感動する、しないに関しても、個人差があります。

 

 

 

幸いにも、今は毎日感動の連続です。

 

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写真は噴火湾パノラマパークから噴火湾方面を撮影。

日によって天気はもちろん変わりますが、天候に関係なくこういった光景を目にすると、何故か毎回感動します。空の広さや吹く風の強さ、様々な匂い、満天の星や遠くにある山などいろいろですが、何度見ても感動します。

 

しかし、上記のようなことに感動しない人もいるわけです。それがいいとか悪いとかではなく。じゃあ一体その境界線はどこにあるんだろう?と考えてみましたが、答えは出ないだろうということで考えるのをやめました 笑。

 

 

ただ注意してほしいのは、感動できるものを持っていたほうがいいということです。

子どもの成長に感動するでももちろんいいです。小さな変化からわかりにくい変化まで、実はこの世界は移り変わりに満ちています。すべてが同じ状態である訳ではないのです。その違いがあることを理解したうえで視線を向けてみれば、昨日よりは今日、今日よりは明日と、見えてくるもの、感動の物差しも変わってくるかもしれません。

 

 

とりとめのない話をしてしまいましたが、毎日感動することが出来る自分は、とても恵まれているのだなと思いました。