つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。

栗城史多さん関連の図書を読むことにしました。

先日八雲町立図書館にて、「デス・ゾーン」を借りてきました。

 

それまで栗城史多さんのことは登山家程度でしか知りませんでした。

あとはガイアシンフォニーという作品か何かで彼のことを認知したと記憶しています。

 

ぼくが八雲町に移住してから、彼は登山中の事故で亡くなりました。

八雲町の隣町であるせたな町で葬儀が行われたということも新聞記事で知りました。

 

デス・ゾーンですが、所用先での待ち時間に読んでいたところ、ページをめくる手が止まらないほどのめり込みました。ただこの本だけで考えをまとめるのは偏るかなとも思いましたので、八雲町立図書館で貸し出している、栗城さん関連の図書を借りることにしました。

 

 

f:id:maruyamabase:20210530211050j:plain

 

発行年順に

NO LIMIT 自分を超える方法 2010年発行 サンクチュアリ出版

弱者の勇気 -小さな勇気を積み重ねることで世界は変わる- 学研

※上記2冊はともに栗城史多さん著書

 

デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場 河野啓:著 集英社

 

となります。

 

 

デス・ゾーンは先に読んでしまいましたので、栗城さんの著書を後追いで読む流れになります。

 

 

 

栗城さん、あなたはまだ死ぬべきではなかた

 

 

これが、デス・ゾーンを読んだぼくの感想です。

最終的に滑落死、ということで彼は亡くなってしまいましたが、話の流れからして、彼は自らの死を「選択」したのではないだろうかという考えでいます。

 

その説に沿うことになりますと、彼の考えや行動は赦されるものではなくなります。

もう彼はいませんが、山を登り詰めた後の時間のこともしっかり考え、動いていくことこそが彼のほんとうの生きることだったのではと感じています。

 

言うなれば、最後までわがままを押し通したといった表現になるでしょうか。

 

 

栗城さんについての印象は、関わった人の数だけあります。

ここでぼくが何をどう言おうと変わるものではありませんが、こういう人にこそ生きていて欲しかったと読後に思いました。

 

 

この複雑な考えを少しでもまとめようと思い、他の図書も借りてきたという流れです。

 

どうやら彼にはスピリチュアルな面も匂うので、久々にぼく自身もその姿勢で読むことに臨みたいと思います。