つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。

【詩】ただねむる

ずっと眠っていた

 

朝いつもどおりに目が覚めるけど

 

この日はふたたび目を瞑る

 

気づけば時間は正午を指していた

 

 

 

眠っても眠っても

 

眠気が収まらない

 

それは疲れが溜まっているからなのか

 

それとも何かから目を背けたいのか

 

誰かはそれを逃げと言うだろう

 

でも永遠に逃げるよりははるかに賢明な判断だ

 

 

 

眠ったところで疲れがすべて取れるわけではない

 

それでもただ眠りに身を任せる

 

今はそうでもしていないと自分が崩れていく

 

もしくは真夏日に溶かされていく

 

わたし自身の存在はあってもなくても同じだと考えているのだから

 

 

 

ただ眠る

 

考えもその間は眠っている

 

眠りから覚めたとき

 

昨日までのことが夢になっているわけではないけれど

 

このまま同じ場所で眠るか

 

それとも違う場所で眠るかの判断は

 

起きているときにしなくちゃいけない

 

 

 

起きている時間は辛い

 

生きていることもそうだった

 

それは肩こりのようにずっとついてくる

 

そう考えれば諦めもつくか

 

 

 

今夜も眠る

 

散々眠っているけれど眠る

 

明日に何を期待しているかはわからないけれど

 

息が止まらなければましだろうと願いながら