つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。

令和3年9月の読書感想文① 超常現象 科学者たちの挑戦 NHKスペシャル取材班:著 新潮文庫

2021年5月分の当選として、北海道砂川市にあるいわた書店さんの一万円選書の権利が与えられていましたが、到着した本のページをやっとめくることができました。

 

 

maruyamabase.hatenablog.jp

 

 

一冊目は何にしようかなぁと考えて、選んだのがこちらとなりました。

 

 

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超常現象 科学者たちの挑戦 NHKスペシャル取材班:著 新潮文庫

北海道砂川市「いわた書店」の一万円選書による選書

 

本書は二部構成で、第一部が心霊現象、第二部が超能力となっています。

NHKがこのような内容に取り組んだというのは、意外だと思います。

読み進めていくと、「科学的に解明・検証できないか」という、真正面からぶつかっていく様子が描かれており、面白く読ませてもらいました。

 

興味深いこととして、いわゆる「不思議な現象」のほとんどは、その原因が説明・特定できてしまうとのことです。それには思い込みや、使用している機器の影響なども含まれます。これは自分も含まれるだろうなぁ。反省します。

 

反面、どうしても説明できないことがあるそうです。そういった事象に対してしっかりと研究している人たちがいるというのは、ある意味すごいことです。不思議なことを科学するというのは、人間の特権に見えてしまいます。

 

そこに「本物」「偽物」で相手への信用度が変わってしまうという現実が昔からあります。そこにはどうしても「ビジネス」をはじめとした何かが存在するからで、それが嫌でひた隠しにしている人たちも多いと聞きます。そういった話はたくさんありますから。

 

自分が一番経験している現象は「虫の知らせ」。本書でも触れられております。

これに対する研究も進んでいるそうです。

 

 

すべてのことに対して説明がつく世の中は果たしてくるのでしょうか。

そして、すべてのことに対して説明がつくようになったとき、この世界はどんな世界になっているのでしょうか。どちらかというと、不安だなというのが正直なところです。