つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

それを仕事とは呼べず。

主にSNSですが、ブログやTwitterをはじめとしたツールでよく見かけるようになったのが、「〇か月で月収〇桁!!!」といった謳い文句です。これに似た表現も幾つかありますね。要約すると、「これをやれば短期間で稼げるぜ!」という【宣伝】になります。そしてお決まりの「詳細を知りたい方はコチラ」とリンクを貼ってある始末。

このような人たちを見て、「果たしてこれは仕事か?」と思ってしまいました。

 

 

 

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印象としては、こんな感じですね。

 

 

昔も今も「楽して稼ぐ」がトレンドになっているようですが、不労所得を目指す以上、どうしても通らなければならないのが「本当かどうか胡散臭い話」になります。本人はいたって真面目に(あくまでそう見える)自分がやっていることのすばらしさを力説しますが、世の中そんなに甘くはないのです。うそのようなホントの話が、ネットでかんたんに見つかるというのも程度の低い話です。だから猶更、それを「仕事」とは呼べないと思うのです。少なくとも自分はそれを仕事とは呼びたくありません。

 

 

 

それはもう「一攫千金」の類ですよ。

砂金を見つけるのと同じ感覚です。

 

それでも「砂金」を見つけて、大きな利益を生む人は出てくるでしょう。そうするとどうしても「成功者」という肩書がつき、それを基礎としたビジネス(といっていいのかどうか悩みますが)を展開していきます。しかし大半またはほとんどの人がそこまでたどり着くことができるでしょうか。答えは否です。誰にでも簡単に砂金を見つけることはできないと考えるのが自然ではないかと思います。

 

 

世の中にはセンスのある人がいともかんたんに事業を立ち上げ、成功しているように見えてしまいます。それは編集の時点で苦労を見せることをカットされているからです。しかしネットは100%苦労なしの成功体験を語ります。正直これは怖いです。成功しなければ「かんたんに捨てる」おそれがあるからです。それはやはり一攫千金です。仕事とは呼べないでしょう。

 

 

どうしても金額の桁を強調する人たちを見ていると、稼いだ額を誇張することで集客を目指しているように見えてしまいます。仕事は本来そうではないはずです。個人的な感想ですが、そのような下衆な感覚でお金を扱うと、最後はお金に泣くことになるのではと、少々心配になるのです。