BARカウンターという言葉に惹かれて購入しました。
BARカウンターから見える光景 盛本昭夫:著 かざひの文庫 個人蔵
銀座で店を営む著者のメッセージになるのですが、音楽は昭和歌謡。
かといって昭和チックな空気が流れているわけではなく、厳かな空間と華やかな世界の両方をそっと教えてくれています。
本作はショートショート形式となっており、たいへん読みやすいです。
そして
・古き良き時代
・仕事論
・男女
・酒場での話題
・お酒の正しい飲み方
といった区分けで、マスターの経験等を語ってくれています。
なんとなくですが、コミックスの「深夜食堂」に重なるものがあります。
BARカウンターは、客席側と比べると高さが違うところがあるようです。
そのお店ごとなのだと思いますが、カウンターから客席側を見るという経験を、いつかはしてみたいなと思います。