つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

令和4年1月の読書感想文③ BARカウンターから見える光景 盛本昭夫:著 かざひの文庫

BARカウンターという言葉に惹かれて購入しました。

 

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BARカウンターから見える光景 盛本昭夫:著 かざひの文庫 個人蔵

 

銀座で店を営む著者のメッセージになるのですが、音楽は昭和歌謡

かといって昭和チックな空気が流れているわけではなく、厳かな空間と華やかな世界の両方をそっと教えてくれています。

 

本作はショートショート形式となっており、たいへん読みやすいです。

 

そして

・古き良き時代

・仕事論

・男女

・酒場での話題

・お酒の正しい飲み方

といった区分けで、マスターの経験等を語ってくれています。

なんとなくですが、コミックスの「深夜食堂」に重なるものがあります。

 

BARカウンターは、客席側と比べると高さが違うところがあるようです。

そのお店ごとなのだと思いますが、カウンターから客席側を見るという経験を、いつかはしてみたいなと思います。