つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。

令和4年1月の読書感想文④ 100年のジャズを聴く 後藤雅洋×村井康司×柳樂光隆 シンコーミュージックエンターテイメント

一読の価値ありでした。100年の重みが伝わります。

 

 

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100年のジャズを聴く 後藤雅洋×村井康司×柳樂光隆

シンコーミュージックエンターテイメント 八雲町立図書館蔵

 

企画として、2017年はジャズが初めて録音されてから100年目を迎えるということで、著名な3人が集まって座談会(対談)を行ったものが本になっています。

写真を見てもわかるように、昔のジャズばかりかと思ったらここ最近の作品もあり、かなり幅広く語り合いをされています。その語り合いも、勉強になります。

 

本書は対談のほか、対談中に出てきたジャズの各作品をガイドしています。

その数120枚で、100年を120枚で振り返るのは難しいかもしれませんが、必ずや収穫はあることでしょう。「間違いない」と思わせるものが、3人の語らいから漂ってくるからです。

 

ジャズに関する本はどこか好き嫌いを持っていました(厚い本が多いなど)が、思い切って年末年始に合わせて読んだ甲斐がありました。この音を聴きたいと思ううちは、どんどん作品を収集していこうと思った次第です。