一読の価値ありでした。100年の重みが伝わります。
シンコーミュージックエンターテイメント 八雲町立図書館蔵
企画として、2017年はジャズが初めて録音されてから100年目を迎えるということで、著名な3人が集まって座談会(対談)を行ったものが本になっています。
写真を見てもわかるように、昔のジャズばかりかと思ったらここ最近の作品もあり、かなり幅広く語り合いをされています。その語り合いも、勉強になります。
本書は対談のほか、対談中に出てきたジャズの各作品をガイドしています。
その数120枚で、100年を120枚で振り返るのは難しいかもしれませんが、必ずや収穫はあることでしょう。「間違いない」と思わせるものが、3人の語らいから漂ってくるからです。
ジャズに関する本はどこか好き嫌いを持っていました(厚い本が多いなど)が、思い切って年末年始に合わせて読んだ甲斐がありました。この音を聴きたいと思ううちは、どんどん作品を収集していこうと思った次第です。