にんげんはどうしてこうくりかえすことがすきなのか
おかねがだいじというのはわかっているけれど
しゅうちゃくのしかたがまちがっている
だからおかねもてばなすことになるんだ
それをわかっているはずなのに
にんげんはどうしてこうくりかえすことがすきなのか
じぶんがだいじだというのはわかっているけれど
じぶんをたいせつにするほうほうがまちがっている
だからにんげんどうしのしょうとつがおきる
じぶんをうえに あいてをしたにみるようになっておいつめていく
そしてかなしいできごとがおこる
そしてさいごはきまってかくれる
まもってくれなかったひとだけがさらされて
まもろうとしなかったひとがかくまわれる
そうしてだいじななにかをてばなしてしまうんだ
それをどこかでわかっているはずなのに
にんげんはどうしてこうくりかえすことがすきなのか
ぷらいどがそんなにたいせつなのだろうか
ふしぎにおもってしまうけれど
そのぷらいどをたもつためのばんこうがおきてしまった
いまやにんげんはじぶんのただしさだけをまえにだし
あいてのひれいだけをとりあげてだんあつする
ねっとのせかいにもそんなのがあった
あのくにのやっていることはひなんするけれど
はたしてわたしたちはおなじことをしていないだろうかとむねにてをあてる
そうしないとわからないんだ
それをどこかでわかっているはずなのに
にんげんはどうしてこうくりかえすことがすきなのか
それはさんぽあるくとわすれてしまうからなのかもしれない
【くろぬりのにっき】