つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

令和4年5月の創作

にんげんはどうしてこうくりかえすことがすきなのか

 

おかねがだいじというのはわかっているけれど

 

しゅうちゃくのしかたがまちがっている

 

だからおかねもてばなすことになるんだ

 

それをわかっているはずなのに

 

 

 

にんげんはどうしてこうくりかえすことがすきなのか

 

じぶんがだいじだというのはわかっているけれど

 

じぶんをたいせつにするほうほうがまちがっている

 

だからにんげんどうしのしょうとつがおきる

 

じぶんをうえに あいてをしたにみるようになっておいつめていく

 

そしてかなしいできごとがおこる

 

そしてさいごはきまってかくれる

 

まもってくれなかったひとだけがさらされて

 

まもろうとしなかったひとがかくまわれる

 

そうしてだいじななにかをてばなしてしまうんだ

 

それをどこかでわかっているはずなのに

 

 

 

にんげんはどうしてこうくりかえすことがすきなのか

 

ぷらいどがそんなにたいせつなのだろうか

 

ふしぎにおもってしまうけれど

 

そのぷらいどをたもつためのばんこうがおきてしまった

 

いまやにんげんはじぶんのただしさだけをまえにだし

 

あいてのひれいだけをとりあげてだんあつする

 

ねっとのせかいにもそんなのがあった

 

あのくにのやっていることはひなんするけれど

 

はたしてわたしたちはおなじことをしていないだろうかとむねにてをあてる

 

そうしないとわからないんだ

 

それをどこかでわかっているはずなのに

 

 

 

にんげんはどうしてこうくりかえすことがすきなのか

 

それはさんぽあるくとわすれてしまうからなのかもしれない

 

 

 

 

【くろぬりのにっき】