「二十億光年の孤独」「62のソネット」から65年ぶりの創元社刊行になります。
「聴く」ことをめぐるアンソロジーとなっていて、初期から最新書下ろしまで多彩な詩が収録されています。2018年の刊行です。
60年以上にわたって積み上げた詩が、このような形で再編まれるということは、やはりすごいなとしか言いようがありません。何かしらのテーマに沿うことで、過去の詩がまた生きてくる、音を奏でるというのは、その存在が証明されたかのように感じます。決して色あせることのない、瑞々しい詩は、この先ずっと聴こえ続けるのだと思いました。