つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。

令和4年8月の読書感想文⑨ 適切な世界の適切ならざる私 文月悠光(ふづきゆみ):著 思潮社

北海道札幌市出身の詩人による第1詩集になります。

 

適切な世界の適切ならざる私 文月悠光(ふづきゆみ):著 思潮社 個人蔵

 

第15回中原中也賞受賞作

 

北海道新聞の紙面でこの方の存在を知り、その後「コーヒーの詩」でその感性のすばらしさを体感しました。

 

maruyamabase.hatenablog.jp

 

 

さて詩人の文月さんですが、16歳で現代詩手帳賞を受賞されています。

収録されている詩を詠みますと、口語自由詩と思えるような、語りかけてくれるような、物語のような詩を編まれています。

 

詩を詠んでいるとき、いつの間にかその詩の「終わり」に注目している自分がいます。

文月さんの詩の終わりも、とてもすばらしく思います。

 

自分もこのような詩を詠むことが出来たらと、努力が続かないことを恥じています。

 

 

しばらく詩から離れてしまっていますが、そろそろ詠みたいなと思うようになってきました。