つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。

令和4年12月の読書感想文⑩ 九死一生 小手鞠るい:著 小学館文庫

猫文学、ということで購入しました。表紙のねこが凛々しくてよいです。

 

九死一生 小手鞠るい:著 小学館文庫 個人蔵

 

 

著者自身の、愛猫との別れの体験を元に創作された作品とのこと。

現代から昔にタイムスリップ、そして再び現代へ戻る形式で綴られた物語は、ちいさないきものを世話するということはどういうことかをしっかりと、そして優しく教えてくれています。

 

我が家には一匹の猫がいます。

 

野良の状態で譲っていただいたのですが、もともとは飼い猫だったんじゃないかと疑うほどの性格と習慣を持っていした。最初はおどおどしながら一緒に過ごしたものです。

1年が経過し、飼い主も猫もどこか遠慮がなくなってきたように思います。猫は勝手気ままですが、なんだかんだいって寄り添ってくれるのです、その時間が、たまらなく好きです。

 

猫といういきものを迎えたことで、読む本にも幅の拡がりが生じました。

猫はほんと、素晴らしいいきものだと思います。