つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

おかげさまの波紋。

なんだかんだと言いながら、先延ばしにしてしまっていることが積み重なっていたこの頃。

 

季節は秋、そして冬に飛び込もうとしています。

気づけばもうお2週間ほど雪虫が飛んでいるように思います。

札幌の手稲山ではもう山頂がうっすらと白くなっているようですね。

峠道もアイスバーンとなっているそう。

八雲町にある山の頂も、薄化粧をしていました。

 

 

ずっと先延ばしにしていたことがありまして、そのなかのひとつが「便りを出す」ということでした。

 

地震や台風もありましたので、心配してくれる声がちらほらと聞こえてきます。

大学時代の友人もわざわざ遠い宮城県から電話をくれたりと、旧交を温めたりもしています。

 

 

そして先日、札幌市に居た頃に勤めていた会社の元同僚に手紙を書きました。

中身は、近況はもちろん、少しの昔話を。

懐かしみを憶えつつ、そして今を見据えた文章を書いて贈ったような気がします。

 

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整理棚からひとつかみ。 ジャズ編 その181

【Series John Coltrane

From The Original Master Tapes / John Coltrane

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43XD-2009

 

1.Soul Eyes
2.Song Of The Underground Railroad
3.Dear lord
4.Vilia
5.India
6.Spiritual
7.Big Nick

 

parsonel

John Coltrane(sax)
McCoy Tyner(p)
Jimmy Garrison(b)
Elvin Jones(ds)
Roy Haynes(ds) *3
Eric Dolphy(sax) *2,6
Garvin Bushell(oboe) *5 (reeds) *6
Ahmed Abdul-Malik-Oud(b) *5
Reggie Workman(b) *5


「マスター・テープ」という題のアルバムはこれまでに聞いた記憶がありません。
ということは、どこかほかのアルバムに収められている曲を引き出し、原曲としてここに紹介されている可能性があります。
ライナーを読んでいくと、お蔵入りしていた楽曲を収蔵したことが注目点として挙げられています(ヴィレッジ・ヴァンガードでの録音)。
ヴィエッジ・ヴァンガードでの録音作品は何種類かに分けられており、長らくその全容を知ることはできませんでしたが、この作品でその一端を更に知ることが出来るのは、ファンにとっては大いなる喜びになります。
更にライナーではヴィレッジ・ヴァンガードでの演奏曲がどのアルバムに入っているか(当時)についても触れているので、時系列を辿りながら思索するのも、面白いと思います。

 

 

※今夜は同僚と気合を入れるための食事会に行くため、こちらの記事とします。

次の段階とは何だろう。

1ヶ月前のイベント後から、どうやら力が入らなくなっています。

 

どうやらその姿勢がブログにも出ているようで、ここ最近で一番のアクセスの少なさをたたき出しています 笑。

 

これがイベント企画中でしたら、もうちょっとてきぱきとやっていたかしれません。

これが今は出来ていないのですから、ほんとうに大きな違いになっています。

 

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整理棚からひとつかみ。 ジャズ編 その180

【Series John Coltrane

John Coltrane And Johnny Hartman

 

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UCCU-5049


1.They Say It's Wonderful
2.Dedicated To You
3.My One And Only Love
4.Lush Life
5.You Are Too Beautiful
6.Autumn Serenade


parsonel

John Coltrane(ts)
McCoy Tyner(p)
Jimmy Garrison(b)
Elvin Jones(ds)
Johnny Hartman(vo)

Recorded March 7,1963

 


ジョニー・ハートマンというヴォーカリストは、ひょっとしたらこの作品で名声というか、有名を得たのかもしれません。
ライナーを読むと、当時の評価は芳しくなかったようで、コルトレーンとの共作によって日の目を見る、または才能を開花するといったような展開を迎えています。
男性ヴォーカリストはその数も少ないですし、存在もさほど目立ちません。
ヴォーカルは女性こそ、といったような印象を持ちがちではありますが、過去にはサッチモもいますし、時折注目すべきプレイヤーが現れるようです。

バラード感満載の演奏は、コルトレーンのこれまでのアルバムからは想像できないほどの、別の豊かさを感じます。
ああ、こんな演奏もできるんじゃないかと、勝手ながら思ってしまいそうです。
デューク・エリントンとの共演も果たしているコルトレーンですが、そのひとつひとつが彼の音楽表現にとって、とてもいい学びになっていることは間違いないと思います。

フタを開けて振り返り。

最近は事務仕事のためてんでブログの文章が思いつかないとみーです。

いえ、決してやる気がないわけではありません。

どうしても「出てこない」と思える日はあるのです。

 

気がつけばイベントから早1カ月が経とうとしています。

イベント自体は大成功ののち終了しましたし、報告書も作成して各所に配布しました。

そして担当課に再び決裁を仰ぎ、記録文書としての取り扱いを求めています。

 

物事を動かす前には、果たしてどんなことを考えていたのでしょうか。

細かなところは忘れてしまいましたが、火種となる気持ちは今でも忘れていません。

そんなことをぼやぁっと考えていたときに、ふとひとつのことを思い出しました。

 

 

maruyamabase.hatenablog.jp

 

これは企画が本格的に進行する前のタイミングでカードを引き、その時の解釈を綴った日記になります。

 

ここでふと思ったことは、「この時の解釈は果たして的を射ていたのだろうか」というものでした。

 

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整理棚からひとつかみ。 ジャズ編 その179

【Series John Coltrane

Kulu Se Mama / John Coltrane

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MVCZ-10092

1.Kulu Se Mama
2.Vigil
3.Welcome


parsonel

John Coltrane(ts)
Pharoah Sanders(ts) *1
Donald Garrett(bcl,b) *1
McCoy Tyner(p)
Jimmy Garrison(b)
Elvin Jones(ds)
Frank Butler(ds,perc) *1
Juno Lewis(perc,vo) *1


Recorded

1:October 14,1965
2:June 16,1965
3:June 10,1965


これまでのコルトレーンの作品の中では異彩を放つものでありますが、不思議と人気のある1枚でもあります。
3曲それぞれ収録日がことなるものの、1曲目に関してはアセンションの時と同じような雰囲気に包まれた、また一風変わった演奏を仕上げるという気迫に満ちたものを感じます。
そして注目すべきは、3曲しか収録されていないために、それぞれの曲の立ち位置というのがかなり違うことにあります。
これは作品性に対する混乱を招く恐れがあるようにも思えますが、曲の展開から考えると、こういった曲は持ってこないよなぁという憶測のもとでしかないのですが、無心で聴いていくと不意に驚いている自分がいました。
しかし、彼の歴史を少し離れたところから立って見てみると、これが彼の変遷だということがわかります。

整理棚からひとつかみ。 ジャズ編 その178

【Series Sideman of John Coltrane

Complete Live At The Five Spot / Thelonious Monk Quartet with John Coltrane

 

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GAMBIT 69241

 

1.Crepuscule With Nellie
2.Trinkle Tinkle
3.In Walked Bud
4.I Mean You
5.Epistrophy
6.Ruby My Dear*
7.Nutty*

*unissued


parsonel

John Coltrane(ts)
Thelonious Monk(p)
Ahmed Abdul-Malik(b)
Roy Haynes(ds)

Recorded live at The Five Spot Cafe,New York,Sep 11,1958


かつてブルーノートで発売されていた「伝説のファイブ・スポット」の完全版にあたります。
過去わたしもブルーノート作品を持っていましたが、こちらに換えました。
6曲目と7曲目が初公開曲になっています。

ファイブ・スポットでは名だたるジャズ・プレイヤーがその音を刻んできました。
今からおよそ60年ほど前になりますが、さほど昔でもない過去において、強烈な歴史が刻まれた事実を耳にできることは、たいへんありがたいと思ってしまいます。

整理棚からひとつかみ。 インスト・サントラ編 その15

MACROSS PLUS ORIGINAL SOUND TRACK

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VICL-570

1.National anthem of MACROSS
2.Fly up in the air - Tension
3.After.in the dark - Torch song
4.MYUNG Theme
5.Bees and honey
6.In captivity
7.More than 3cm
8.VOICES
9.Break our - Cantabile
10.Very little wishes
11.SANTI-U

Music by

YOKO KANNO with MEMBERS OF ISRAEL PHILHARMONIC ORCHESTRA

 

 

OVAでリリースされました「マクロスプラス」のサントラ第1弾。
初代・Ⅱ・7と続き、この作品が世に出ました。
当時ですが、この作品の完成度の高さといったらありませんでした。
映像も音楽も。加えて「これが新しいマクロスか!」と感動したものです。

ヴァルキリーのデザインも、シンガーのコンセプトも近未来を印象付けています。
そしてどこかでスピリチュアルちっくな、何か深みに入らせる種子が植えられているかのような、そんな中毒性を持った作品かなと感じています。