つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

整理棚からひとつかみ。 ジャズ編 その228

The Children Of Africa

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Dollar Brand

 

CDSOL-6509


01.BANYANA -The Children Of Africa
02.ASR
03.Ishmael
04.The Honey Bird
05.The Dream
06.Yukio-Khalifa


parsonel

Dollar Brand(p,ss,vo)
Cecil McBee(b)
Roy Books(ds)


recorded January 27,1976


ダラー・ブランド(またはアブドゥール・イブラヒム)は日本人受けのいい
ピアニストとして聴いていて、最初に聴いた作品は「アフリカン・ピアノ」でした。

こちらは1976年(自分が産まれた年)の作品で、聴けば聴くほどテクニックの素晴らしさに
酔いしれます。そしてふと思ったのが、プレイにお国柄は出るのだろうか?という疑問。
それに対しての答えは残念ながら得ることはできませんでしたが、プレイを聴きますと
移り変わりを楽しむことが出来ます。それでいてドラマティック。アフリカへ目を向け
させんとする情熱は、豊かな才能を生み出しました。

整理棚からひとつかみ。 ジャズ編 その227

TOKYO SPECIAL

 

笠井紀美子

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SICJ116


1.バイブレイション
2.やりかけの人生
3.夏の初めのイメージ
4.ベリー・スペシャル・モーメント
5.人はそれぞれ
6.TOKYO SPECIAL
7.木もれ陽
8.テイク・ミー
9.待ってて


parsonel

笠井紀美子(vo)

Colgen Band
鈴木宏昌(key,arrange)
松木恒秀(g)
岡沢章(b)
市原康(ds)
山口真史(ts,ss)
穴井忠臣(perc)

日野皓正(tp)
鈴木勲(violincello)

村岡建(ts,ss)
羽鳥幸次(tp,flugelhorn)
数原晋(tp)
新井英治(tb)
福井恵子(harp)
大野忠昭グループ(strings)
伊集加代子(back vo)
尾形道子(back vo)
和田夏代子(back vo)

Special thanks:
Mr.&Mrs.Yoshida and Mrs.Mitsue Suzuki

 

Recording

1977年7月14~19日 南箱根ロックウェル・スタジオ
1977年7月24~29日 音響ハウス 東京
1977年7月29~8月3日 サンライズ・スタジオ 東京

 


ジャズシンガーなのですが、日本語で歌うことにこだわりを持った人。
一見J-POPに思えるし、そう感じるのですが、陣容を見ると立派な
ジャズ作品になっている。しかし解説を読むとPOPにもかなり入り込んでいる
ようにも思える。作曲陣には山下達郎矢野顕子が加わっているほか、
プロデュースは数多くのアイドルを手掛けた酒井正利。見れば見るほど
豪華な顔ぶれになっている。

 

整理棚からひとつかみ。 ジャズ編 その226

A Brand New Silver Dollar / Peter Nordahl Trio

 

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SOL J-0022


1.A Bland New Silver Dullar
2.Send In The Clowns
3.What Love / Is Thing Called
4.Mo' Better Blues
5.Memories Of Tomorrow
6.The Art Of Flying
7.Johanna
8.Farewell Farewell

 

parsonel

Peter Nordahl(p)
Patrik Boman(db)
Harry Wallin(ds)


ライナーを開いてみたら、もう10年以上の前の作品だったと知りました。
ペーター自身も相応の年齢のはずなのだが、演奏に瑞々しさ、そして抒情深さがどんどん浸透してきているような感覚を持つ。
華麗に踊る、といった表現が適切かもしれません。彼のピアノは、どのような衣装も見事に纏い、その場を演出します。
スウェーデンの貴公子と呼ばれる彼の存在は、北欧ジャズの気高さを物語っています。

整理棚からひとつかみ。 ジャズ編 その225

Eternity Solo Acoustic Guitar

 

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Ulf Wakenius

 

SOL SC-0013


1.Mash
2.Two For The Road
3.Once Upon A Time In America
4.when You Wish Upon A Star
5.Summertime
6.Alfie
7.Cheek To Cheek
8.Danny Boy
9.Ain't Misbehavin
10.There Is No Business Like Show Business


ジョー・パスと敬愛するアーティストにささげた、
ソロ・アコースティック・ギター・アルバムになっております。
イメージとしては、朝食時のラウンジミュージックにぴったりの
旋律となっており、彼のテクニックの素晴らしさをかみしめることができます。
音楽とは、楽しいものですね。

整理棚からひとつかみ。 ジャズ編 その224

Peter Nordahl Plays Gershwin

 

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Peter Nordahl Trio

 

SOL J-0016

 

1.Porgy & Bess Suite
a.Introduction
b.Ny Man's Gone Now
c.Bess You Is My Woman Now
d.It Ain't Necessarily So
e.I Loves You Porgy
f.I Got Plenty O'Nuttin'
g.Summer Time

 

2.An American In Paris
a.First Theme
b.Second Theme
c.Third Theme
d.Finale

 

3.Lullaby

 

parsonel


Peter Nordahl(p)
Patrik Boman(db)
Jesper Kviberg(ds)*1
Ronnie Gardner(ds)*2
Rune Calsson(ds)*3

 

ペーター・ノーダールの来日記念盤になります。
北欧ジャズの解釈で、ガーシュインの世界を奏でていいます。
トリオ名義ではありますが、楽曲ごとにドラムの人員が変わっています。
誰もが知る名曲をこのようにアレンジすると、印象ががらっと変わります。
これこそがジャズなのだな、と思い知らされた瞬間です。

整理棚からひとつかみ。 ジャズ編 その223

Tokyo Blue

 

Ulf Wakenius Group

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SOL SC-0002

 

1.Tokyo Blue
2.Smile
3.Toronto 2PM
4.Blame It On My Youth
5.At Long Last Love
6.What Are You Doing The Rest Of Your Life
7.Nuage
8.Buenos Aires
9.The New World
10.Love Theme From Spartacus


Recorded at Sun Studio AS in Copenhagen,Denmark on January 8 & 9,2003


Ulf Wakenius Group

Ulf Wakenius(g)
Moten Lund(dr)
Carsten Dahl(p)
Yasuhito Mori(b)

ウルフ・ワケーニウスの日本デビューアルバム。
のっけから飛ばしています。わしづかみです。
オスカー・ピーターソンとの共演で注目を集めた
プレイヤーが、日本で活躍の場を得ることになりました。
ベースに日本人の森泰人さんがいらっしゃいますが、
スパイス・オブ・ライフというレーベルにおいて、彼は
なくてはならないプレイヤーの1人になっています。
北欧を思わせるムードなメロディが、何とも心地よい作品です。

整理棚からひとつかみ。 ジャズ編 その222

Brown And Roach Incorporated +3

 

Clifford Brown And Max Roach

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UCCU-6226


1.Sweet Clifford
2.I Don't Stand A Ghost Of A Chance
3.Stompin' At The Savoy
4.I'll String Along With You
5.Mildama(Edited Complete Version)
6.Darn The Dream
7.I Get A Kick Out Of You
8.Sweet Clifford(Clifford Fantasy)[Extract]
9.I Don't Stand A Ghost Of A Chance(Alternate Take)
10.I Get A Kick Out Of You(Alternate Take)

 

parsonel

Clifford Brown(tp)
Max Roach(ds)
George Morrow(b)
Harold land(ts) *4.6
Richie Powell(p) *2.4.9

Recorded

Aug 2,1954 at6
3,1954 at1.2.8.9
5,1954 at3.4.7.10
6,1954 at5

at L.A.

 

かの有名な「ブラウン・ローチ」名義の作品になります。
1954年の録音になりますが、このコンビが奏でる音楽は、激しいの一言です。
すべてがパワフルに聞こえますが、印象としては野獣じみたパワフルさを
感じてしまいます。だからといって技術がないわけではありません。
一音一音に耳を傾けると、やはり凄いプレイをしていることがわかります。
スタンダードあり、演奏メンバーのフィーチャリングありと、盛りだくさんな
内容になっています。やはりこのコンビは凄いですね。

整理棚からひとつかみ。 ジャズ編 その221

change of the century

 

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Ornette Coleman

 

WQCP-1081


1.RAMBLIN'
2.FREE
3.THE FACE OF THE BASS
4.FORERUNNER
5.BIRD FOOD
6.UNA MUY BONITA
7.CHANGE OG THE CENTURY

parsonel

Ornette Coleman(as)
Donald Cherry(ptp)
Charlie Haden(b)
Billy Higgins(ds)

Recordeing dates
3.5.6.7-Thursday,October 8,1959
1.2.4-Friday,October 9,1959


オーネット・コールマンのアトランティックレーベル第2弾。
邦題は「世紀の転換」とあり、創造性といいますか、フリーな感覚が
押し出されてきた作品となっていると感じます。

クレジットを見ますと、周りを固める面々がいいですね。
ベースにチャーリー・ヘイデン
ドラムスにビリー・ヒギンズ。
トランペットにドン・チェリー
ピアノレスの演奏ですが、そのぶん2ホーンの威力が増しています。
最初は聴きなれないリズムが続きますが、それがオーネットの知る世界だと
理解すると、このアルバムが見せてくれるものがわかるような気がします。
アルバムの最後に表題作があり、一気に銀河の入り口を開けてくれるような
感覚を持ちました。