つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

ものごとの表面だけで片づけない。

性懲りもなく、またメッセージが届きました。

 

 

 

何かというと、架空請求のメッセージ。

 

 

 

 

 

文面は、「有料動画の視聴代金が未払い」だとし、早急に連絡をしなければ法的手段に移ることを通知するものでした。

 

その文面に記載されていた会社名は、通販大手の会社となっていました。

 

 

 

f:id:maruyamabase:20170614152346j:plain

 

 

 

 

 

その通販大手「アマゾン」。

 

さまざまなコンテンツを持つ、巨大市場となっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

当の有料動画ですが、アマゾンを普段利用しないので「アマゾンプライムのことじゃないか?」と思っていたのですが、それ以外の動画サービスもありました。動画配信サービスはヤフーや楽天をはじめ、さまざまな企業が提供していますので、これが普通なのかもしれません。

 

 

f:id:maruyamabase:20170614152302j:plain

amazonのページより。

 

 

 

念のため支払い方法を調べてみたところ、クレジットカード払いを筆頭に各種振込みもあるようです。動画サービスの場合についても振込用紙が送られてくるのでしょうね(スカパーでも確か送っていたかも)。そんな風に考えていくと、携帯のショートメッセージ宛に連絡してくるというのがおかしいと感じます。しかも「本日中に連絡なき場合」というのが、詐欺の代表的な手口であり、考える余裕を極力削ぐためのものとなっています。普段からこういったサービスに慣れているひとたちであればひっかかることはないのでしょうが、中には疎いひともいます。現代の特殊犯罪は、サービスに疎いひとたちをターゲットにしたものが特に多いようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここで整理しておきますが、

 

・支払い方法は予め登録する場合が多く、未納の場合は訴訟に至るまでに段階を踏む

・期限が本日中というのはない。※詐欺の代表的な手口

・SMS(ショートメッセージ)や各種メールで通知することはない。※正式な通知であれば、記録に残る郵便を用います

 

と、短い文面でありながらもツッコミどころ満載。

 

ショートメッセージは送信できる文字数が少ないため、こんな簡素な文面となっているのですが、そこにもおかしいと思われる情報が満載なのです。加えて言えば、こういった問題に対する部署がその会社の中には必ず存在します。ましてや連絡先が「受付センター」というのは、どう考えても間口が広すぎる(笑)

 

仮に指定の連絡先があったとしても、郵便で通知しているはずです。

 

 

 

 

 

誰しもが受け取ったことのある迷惑メール。

今回のようなメッセージも、迷惑メールのひとつであり、不当に金銭を得ようとする「犯罪」の手口です。

 

・高額懸賞に当選した

・遺産を譲りたい

・アイドルの相談相手になってほしい

送信先を間違えたことをきっかけに話し相手になり、有料サイトへの登録を促す

 

 

など、メールやメッセージの内容は多種多様になってきました。

 

 

また、被害の中身がなかなか明らかにならないのは、「表沙汰にしたくないから」というものであることが多いです。

 

 

これでは、減らせるものも減らせませんし、なくなりません。

 

 

 

 

そういえば前のはいつだったかと思い調べてみましたら、会社名は違うものの1月に同様の文面で届いていたことがわかりました。

 

 

maruyamabase.hatenablog.jp

 

 

 

 

 

 

 

そして、気をつけていただきたいのが、こういった「詐欺」の類、実はいろんな分野にも潜んでいるということ。

 

自分にとって利益のある話は実は・・・というケースが本当に多いです。

そしてそれは、ご自身の自信を完全に打ち砕きます。

気づいたときにはもう遅い、ということにならないように。

それとも、それを認めないまま次の「利益」の衣を纏った○○を待つことになるのか。

 

 

 

 

 

いまの時代は何かと、何事も他人任せにするのはよくないと言っているような気がします。

 

自己責任ということばの意味を、もっとじっくりと、考えていく必要があるようですね。