つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。

整理棚からひとつかみ。 ジャズ編 その96

Up,Up And Away  /  Sonny Criss

 

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PR-7530

 

1.Up,Up And Away
2.Willow Weep For Me
3.This Is For Benny
4.Sunny
5.Scrapple From The Apple
6.Paris Blues


parsonel

Sonny Criss(as)
Tal Farlow(g)
Cedar Walton(p)
Bob Cranshaw(b)
Lenny McBrowne(ds)

Recorded August 18,1967

 

ポップ・チューンでありながら疾走感を感じさせる作品。
刑事ドラマのような「これから始まるぞ」といった空気を醸し出しつつ、ギターやベースなどが小気味よくサウンドを刻みます。

レビューには「恵まれぬ人であった(村上春樹)」との評がある。
実力がありながらも、芽をだせなかったのか、それとも見つけてくれなかったのか。
そんな時代に流された失望感も感じさせます。


ソニー・クリスの代表作とも言える1枚がこうやって後世の耳に入っているだけで、個人的には恵まれた時間だったのではないかと思います。