つたわりとどけ。

日常と非日常のはざまから、伝え、届けたいことを個人で探求し、実践します。このたび不定期更新に切り替えました。

整理棚からひとつかみ。 DVD編 その11

スラムダンク 「あれから10日後」

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スラムダンク1億冊感謝記念 ファイナルイベントDVD 「SLAM DUNK 10 DAYS AFTER」

井上雄彦

 

 


スラムダンクのコミック発行が1億冊を突破した記念として催されたイベントを収録したもの。

当時廃校なった校舎を借り、井上さん自身が黒板にチョークで「あれから10日後」の物語を描いています。

 

当時は新聞広告でも大々的に、作品の宣伝が行われていたことや、
この作品がきっかけで何かに目覚めたひと、そして
忘れていたことを思い出したひとなど、たくさんの声を聴くことができます。

また会場の各種展示内容や、井上さんの描いたコマをどの場面でも見ることが出来るような仕組みになっており、いつでもその場面を振り返ることができます。

 


スラムダンクはコミックとして、アニメとして、そして様々なジャンルの書籍として世界中に伝播していきました。
それは単純に「おもしろい」だけではなく、その熱い気持ちや姿勢に感化されたひとたちがいかに多いかということを証明しています。

 


いまのこの時代、自分に対しては夢のようなことを言いつつも、他人には現実的なことを言う、いわばばらばらなひとはたくさんいます。
それは裏返すと「自分だけ」という底なしの欲求に対するものではないかと思うことがあります。
この作品を読んだとき。

かつて劇中の人物の一部は、そのようなひともいました。

しかし。

そこから、大きく変わり、成長した姿がありました。


もし、


あなたの周りのひとで、いつまでも変わらない人がいたならば。

 

真剣な顔で、このコミックを読め!と叱ってもいいかもしれません。